合コンや婚活イベント、友人の紹介と、女の子と知り合う努力はしている。そして、2回、3回とデートをするところまではこぎつけるんだけれども、そこから先に進まない。付き合いが長く続かず、すぐに別れることになってしまう……と悩んでいる男性は多いかもしれません。
理由はイロイロ考えられます。
- 想いが強すぎて、相手にダイレクトに、ほとばしる気持ちをぶつけてしまっている。
- 自分は相手を警戒しながら、おそるおそる相手と接しているのに、女の子のほうにはありのままの自分を見せてほしいと思っている。
- マイナス採点法で、相手の悪いところや欠点を知らず知らずチェックしている。
まず、1の問題から考えてみましょう。相手の女の子がとっても好みのタイプだった場合、一緒にいられるだけでうれしくて、いっぱいいっぱいになってしまう男性は多いものです。
女の子が特に自分の好きなタイプでなかったとしても、女性慣れしていなかったり、相手の女の子がおとなしい子だったりすると、それはそれでテンパッてしまうこともあるかもしれません。
いっぱいいっぱいなので、相手のためを思ってやっているつもりのことが、かえって相手を引かせてしまう……というのが1のパターンです。
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某通信会社で働くNくん(28才)は、学生時代の女友だちの紹介で知り合ったYちゃん(26才)が、色白のおとなしげな、とてもかわいい女の子だったので、2人きりでデートする機会ができたとき、うれしくてうれしくて舞い上がってしまいました。
エレベーターに乗り込んで、ちらっと彼女を振り返ると、少しうつむいて恥ずかしそうな笑顔をみせてくれたので、つい、
「Yちゃん……、Yちゃんは、本当にかわいいね」と言ってしまったり。
ふたりで食事をしているときは、ついYちゃんの顔をジーッと見続けてしまい、彼女が照れると、
「ごめんね、かわいすぎて、つい見ちゃうんだよね。それにしても、本当にかわいい」
と周囲にも聞こえるような声で言ってしまったりしたそうです。
その後も、もう一度だけ、彼女とデートする機会があったそうなのですが、2回目だしもういいだろうくらいの気持ちで、彼女の手をつなぎ、
「ホントにかわいくて、大好き」とか、
「Yちゃん、Yちゃん。Yちゃんはなんでこんなにかわいいんだろうね」とか、ひっきりなしに言ってしまったのでした。
しかし、それからYちゃんは二度と彼と会ってくれず、彼女を紹介してくれた友人から、
「Nくんさー、Yにかわいいねとか、ところかまわず連発したんだって? あの子は小さいころから『かわいい、かわいい』言われて、その度に周囲の女の子からシットされて、つらい思いをしてきたから、人前でそういうことを言われるとすごくつらくなっちゃうのよ。私も先にそのことを言っておけばよかったけど……。まさか、Nくんがそんなことを言えると思わなくて」
と言われてしまい、とっても恥ずかしくなってしまったのでした。
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ほめたり、いいことを言ったり、好意を伝えているのだから、どこで何度言っても大丈夫! と思うのかもしれませんが、まだ、知り合って間もない段階で、熱すぎる思いや、ほとばしる気持ちを押し付けられると、とまどってしまうのは、男女に限らずよくあることです。
さりげなく好意を伝えつつ、少しずつ距離をつめておく。自分がいっぱいいっぱいだと、冷静に距離をつめるタイミングをみはからうことができなくなります。
むずかしいけど、気をつけてみたいところです。
次に2について、です。プライドが高く、相手が自分を好きだと確信できないと、自分の気持ちをさらけだすことはできない。
だから、まずはこちらの好意がバレないように、相手の気持ちを知らないといけない。というわけで、自分は情報をもらさないように、好意がバレないようにと、ちょっとビクビクしながらデートをしているのに、彼女にはあれこれ質問攻撃をしてしまうのが、2の問題点です。
1のように、自分の想いをストレートにぶつけすぎるのもなんですが、自分の気持ちはひた隠しに隠して、まずは相手の気持ちだけ知ろうとするのもフェアではありません。
勇気を出して、ほんの少しでいいから、自分を見せてみて、それから、同じくらいちょこっと相手にも自分を見せてもらう。
たとえば、子どものころの失敗談や、仕事でのミスなど、他愛もないことでいいのですが、自分の弱みをみせると、女の子のほうも(こんな賢くて、キチンとしている人にも弱いところがあるんだ。それをスナオに言えるなんてえらい)とホッとできますし、それなら自分も弱みをみせていいかなと思えるものです。
弱点をみせるといっても、グチや暗い後悔話にならないよう、笑いながら失敗談を話せるといいと思います。
最後に3ですが、これは自分ではバレていないつもりでも、ほとんど相手にバレてしまいます。
食事の仕方がちょとイヤだな……今日は服装がハデすぎないか……テレビばかり見ているんだろうか……というように、相手の欠点を探しては、マイナスとつけていく。
欠点のない人なんていないものですし、それでは、どんな女性と知り合っても満足できないと思います。
もしかすると、相手の欠点を探してしまうのは、自分の欠点を探されたりしたくないという気持ちの裏返しなのかも。
欠点ではなく、よいところをみつけて心のメモに刻んでいく。そんな心の広い、やさしい男性になってほしいなと思います。
こんな点に気をつけて、少しずつでいいので、女の子との付き合いを長くしていってください。
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酒井冬雪です。毎年のように言っていますが、暑いのが苦手です。夏は首にタオルを巻いて仕事をしています。女としてやめたほうがいいと妹に注意されました。ひえっこ的なものを薬局で購入しようかなと思います。では、またね。