女の子と話すことに苦手意識を持っている男性は意外と多いようです。
ハタから見ていると「女の子を話すのが苦手」な人にも、2通りのタイプがあるように思えます。
- 女性と話すことに慣れていないので、必要以上に緊張してしまうタイプ。
- 合コン、飲み会、二人きり、友だちみんなとグループで……とにかく、女性と一緒にいる、そんな状況にいっぱいいっぱいになってしまってはしゃいで(もしくは黙って)終わってしまうタイプ。
この2つの違いに、自分自身で気付いていないと対処のしようもありません。
それでは、2つのタイプにはどのような違いがあるか、具体的に考えてみることにします。
まず、1のタイプの人は、もともと人見知りな性格である可能性が高く、同性である男性とも打ち解けるのに時間がかかったりします。ですから、よくよく考えてみると、異性である女性だけでなく、年代の違う年上の相手(上司や先輩)、子ども、お年寄り、近所の○○さん、とにかく初対面の人全般が苦手で、誰とでも親しくなるのに時間がかかるはずです。
そう言われてみれば、女性に限らず、同年代の男同士でも、話ができるようになったり、緊張したりしなくなるまでに時間がかかるのでしたら、
「ああ、自分はもともと人見知りするから、仕方ないな」と、そんな自分を認めてあげてほしいものです。
さて、2についてですが、実はこちらのタイプのほうが多かったりします。2のタイプの人の特徴としては、
- 仲のいい男友だちがいて、いつも男同士でつるんでいるのが好き。
- 「彼女がいない」と悩んだり、気にしたりするのは、好きな女の子ができたときではなく、友だちに次々と彼女ができたときである。
- よくよく考えてみると、合コンに行ったとしても、女の子と知り合うことより、男友だちと飲み食いできることのほうを楽しんでいる自分がいるような気がする。
- 合コンや飲み会で、かわいい女の子のトナリに座ったり、連絡先を聞き出すのは「いつもAだよな。まったく、あいつはずるいよ」と言いながら、別に本気で怒ったことはない。おいしいところを持っていかれるのも、男同士の話のネタになっているだけである。
- 飲み会のときなども、気が付くとつい男友だちのとなりに座っていて、自分たちにしかわからないような話題で盛り上がっている。女の子がしゃべりかけてきても、自分たちの会話に入ってきたので「入れてあげた」というような気持ちでいるフシがある。
そんな自分に思い当たる人は、女の子と話すのって緊張する、苦手……というわけではなかったりします。
どちらかというと、女の子といるよりは男同士でいるほうが楽しい。小学生(中学生でもいい)男子の気持ちのまま、今に至っている。女性と仲良くなりたいという気持ちが、そんなに強くない……のかもしれません。
自分は1のタイプだな、と思うのでしたら、女の子と話をすることに慣れるようにしてみるといいでしょう。
たとえば、美容院に髪を切りにいって、女性の美容師さんに担当してもらう、メガネ屋さんなど、お店に行くときは女性の店員さんと話をする……などなど、方法はいろいろあるものです。
それから……女性と話す機会を増やしてと言いつつ、矛盾している部分もありますが、ムリに女性と話そうと力まないように、人見知りな自分を認めてあげることも大切です。
「うまく話せなくても、緊張するのもしかたがないよな。人見知りだし」
と、自分を認めることで、あとでうまくいかなかった会話をクヨクヨと気にやむこともなくなるはずです。
2のタイプの人、まずは、男同士で楽しんでばかりで、女の子に気を遣わない自分に気付いてあげましょう。
今のところは彼女がいなくてもいい、女の子といても話が盛り上がらないと思っていたとしても、1年後、2年後、5年後は、自分の気持ちが変わる可能性だったあるはずです。さみしさがつのったとき、彼女がほしくなったときに、急にあせって行動を起こさないように、
「初対面の人や知り合いになった女の子にも、親切にしてみよう」
と今から思うようにしておきましょう。男性同士仲良く楽しく付き合っている人なら、女性と仲良くなることだって決してヘタではないはずです。
むしろ、女の子と仲良くなることに躍起になっていない、ヨコシマな動機がなかったりするぶん、肩の力が抜けたいい状態で話もできると思います。
女性、男性と分けて考えたりせずに、友だちになれそうな、気の合う相手がいたら、女の子とでも親しくなるようにする。
初対面の人といるときは、内輪だけの話で盛り上がったりせずに、共通の話題を探して仲間に入れてあげる。
そんなふうにして、男同士の付き合いの要領で、女性と話をしてみてほしいなと思います。
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酒井冬雪です。私も女同士でキャッキャとしているのが好きなので、男子に対しては上の空な態度を取ってしまったりするフシがあります。しかも、そんな自分に気付いたのは、わりと最近。もっと早く気付いていれば、恋愛もうまくいっていたかも……と思います。では、また!