結婚を願う女性にとっては、交際中の彼からのプロポーズが待ち遠しいものです。でも、何かと理由をつけて求婚してくれない彼。煮え切らない彼の態度にしびれを切らしたとしても、決して結婚をせかしてはいけません。
カップルごとにシチュエーションは違いますが、彼の言いわけはきっとこんな感じでしょうか。
「仕事に自信が持てるようになってから」
「今はまだそんな状況じゃないから」
「結婚資金がたまったら」
こんな理由で結婚が"お預け"になっている女性も少なくないはず。彼の言いわけに対して、「いつになったら自信が持てるの?」「状況はいつ変わるの?」「貯蓄は?」と、女性が詰め寄っても、満足する答えは返って来ません。
また、彼は今の仕事が面白くなってしまったり、責任のある仕事を任されたりする場合もあるでしょう。そんな時、彼には結婚を考える余裕さえなくなっています。その状況で女性から結婚をせかされたら、相手のことを疎ましく思うようになります。こうなると結婚どころか、それが原因で恋愛関係が破局を迎える可能性もあります。
彼の言いわけの中でも特筆すべきは「結婚資金がたまったら」と答えるパターン。こんな彼なら、結婚の予定は先の先、はるか遠い未来になってしまいます。それでも、未来に結婚へとこぎつけることができれば良いですが、結婚が夢のままで終わることも珍しくありません。結婚資金は、意識して、計画して、ためていかなければ、相応な額までたまりません。こんな、計画性のない彼だったら、将来においても金銭的な苦労を背負うことが多くなると予想できます。彼がこのパターンだったら、結婚相手を他に見付けることを強くお勧めします。
結婚に対して後ろ向きで、終始言いわけに徹する彼。女性からしてみれば「無責任」だと感じるでしょう。しかし、男性が仕事に対して前向きであることは決して悪いことではありません。むしろ、歓迎すべきことです。仕事に対して前向きで、出世に対しても貪欲な男性はなかなか他にはあまりおらず、得がたいものなのです。こんな彼に対しては、時間を掛けて彼の気持ちが結婚に傾くまでじっと我慢することが必要だと思います。
しかし、こうなると「いつプロポーズしてもらえるのか」「いつ結婚できるのか」とやきもきし、我慢ばかりをしなければなりません。では、いつなら結婚をせかしても良いのか、どうすれば彼をその気にさせることができるのかを考えてみましょう。
仕事が忙しくストレスや疲労がたまっている彼のストレス解消の助けをしてあげること、仕事上のミスで落ち込んでいることがあれば、彼の心の支えになってあげることです。他にも、転勤や転職、リストラなどで人生の岐路に立たされ不安を抱えていることもあるでしょう。こんな時にこそ彼を支えてあげることです。彼の愚痴を聞いてあげたり、時には叱咤(しった)したりすることも必要になるかもしれません。
あなたがいないとダメだと思わせることができれば、結婚に向けて大きく前進することでしょう。
<著者プロフィール>
坂田陽子
1977年、福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛に関するカウンセリングを開始する。数多くの相談案件を解決した経験から、独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。現在では、日本国内のみならず海外からも恋愛相談を受け、その相談件数は年間1万件以上にも上る。2010年にNPO法人・日本結婚紹介業協会との連携で認定資格「恋愛アナリスト」を制定し、恋愛に起因する悩みを持つ人を救済するための後進の育成も手掛ける。
坂田陽子の恋愛力アップ相談教室
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