チャンネル | ナショナル ジオグラフィックチャンネル |
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この番組がスゴイ! | バー教授の最も危険な調査隊 |
米版ムツゴロウは三度の飯より危険がお好き
動物番組といえばムツゴロウさん。ある一定以上の年代の方なら、そのイメージは強いだろう。北海道に建国されたムツゴロウ王国の大自然のなか、さまざまな動物たちと寝食を共にする姿を追った『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』は、長きに渡って放映された人気特番であった。また、この番組内でムツゴロウさんは国内外の危険な動物たちとも積極的に交流。興奮している動物を前にしても、まったく怯むことなく、あの名調子「よーしよしよし」と言いながらあやす。たまに襲われ、指を食いちぎられたこともあったが、それでもにこやかに対処するから、その動物愛には幾度となく恐れ入ったものである。
だが、世界は広かった。そんなムツゴロウさんを超えるほど、危険な野生動物を愛する人物がいたのだ。ナショナル ジオグラフィックチャンネルの看板シリーズのひとつ『バー教授の最も危険な調査隊』のリーダー、バー教授ことフレディ・バーだ。
毎回キケンな調査が敢行される『バー教授の最も危険な調査隊』……おもしろすぎる! (番組Webサイトより) |
この教授、ワニやらヘビやら、三度の飯よりも危険な爬虫類が好きというお人。ムツゴロウさんのように、直に触れることを自身の研究のモットーとしている。まぁ、野生生物を研究するなら、そうしたフィールドワークは大事なことのわけだが、バー教授の場合は度が過ぎているというか、まったくもって普通ではない。暴れるワニの背中にロデオのように乗ろうとする。サメとチカラくらべをする。アナコンダに自らの肉体を差し出す。これはまだ、教授にとってはかわいい行為だ。信じられないことに、頭にワニの被り物ひとつ乗せてワニが棲息する川に泳ぎ出すといった、体を張ったコントとしか思えない行為まで平然とやってのけるのである。しかも、なぜか常に軽装。グローブすら身に着けない。当然、咬まれたりもするのだが、血を流しながらも「危なかった〜」と言って笑っている。実にタフ。いや、すでに頭のどこかが麻痺しているのかも。
その活躍はほとんど衝撃映像集。心臓も震え上がる奮闘シーンが続くわけだが、教授自身が危険と思っていないためにトークは軽妙。ハイテンションな彼らに「こいつらアホやろ」「もっと慎重にやれ」とツッコミながらの鑑賞になることは間違いないハズ。いつかワニの口のなかから発見されそうな気がするが、そうなったところで本望か。バー教授の命がけの動物愛はこれからも続く。
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