都内ラーメン巡り(11) ミシュランビブグルマン獲得の穴場なお店、目黒の「麺や維新」

目黒は実はラーメン激戦区。目黒の権之助坂は、ラーメン屋が立ち並んでいます。どこのお店も混んでいます。しかし、目黒から権之助坂ではなく、逆方向に向かって目黒通りを歩くとミシュランガイドビブグルマンで、2015年から5年連続で選出されている「麺や維新」があるんです。夜は比較的すいている気がします。美味しいのに混んでいない穴場なお店です。あ、ちなみに食べログは3.75、TOP5000に入っていますよ!

目黒の「麺や維新」は、横浜の「横浜中華そば維新商店」とも関係あり

「維新」という文字が店名に入っているお店は2か所思い当たります。「麺や維新」と「横浜中華そば維新商店」。もともと「麺や維新」も「横浜中華そば維新商店」も知っていて、どちらのラーメンも私好みでよく食べていたのですが……まさか店主が同じだったとは驚きです。両店とも醤油ベースですが、系統・コンセプトは違うお店です。「麺や維新」は品のあるラーメン、「横浜中華そば維新商店」は生姜の効いた濃いめの後を引くラーメンという感じでしょうか。

店主の長崎氏は、もともと2004年に神奈川県の大和に「麺や維新」を開業。店舗の契約トラブルにより2年後に閉店。その後2008年に横浜に再度出店し、2013年には目黒に「麺や維新」を移転させ、横浜店はコンセプトを異にした「横浜中華そば維新商店」にしたんだとか。

目黒「麺や維新」のラーメン

こちらが麺や維新のラーメンです。ちなみに今回レポするのは、つけ麺です。ラーメンも美味しいのですが。

「横浜中華そば維新商店」のラーメン

そして、こちらが維新商店のラーメンです。今はやってるか分かりませんが、昔はラーメンも大盛無料でした。

共通点はどちらもワンタン推しなところと醤油ベースというくらいでしょうか。あと、両店で柚子ラーメンがあるところですかね!

他のお店の誘惑に負けず、目黒から5分ほど歩くと「麺や維新」があります!

さてさて、店舗外観は写真のような感じです。目黒通りを歩いていると、「麺や維新」にたどり着くまでに美味しそうな店の誘惑に負けそうになります。カレーうどんやとんかつなどなど。誘惑に負けじと、目黒駅から5分ほど歩いてください。

若干奥まった店構えになっていますが、とても入りやすいお店です。店入る前にメニュー見られるのって良いですよね。

人気店なのに、なぜか誰もいませんでした。七不思議です。そういえば、いつも会社帰りに行くのですが、一度も並んだことはないかもしれないです。平日のお昼に行ったことはないので、もしかしたら平日混んでいるのかもしれないですね!券売機の横に並び順の説明が書いてあったので。

平打ち麺好きには、うってつけの「麺や維新」の「つけ麺(並)」

ラーメンも幾度となく食べており、つけ麺も幾度となく食べているんですが、本日は「つけ麺」の気分なので、「つけ麺」をオーダー。

つけ麺(並) 850円

相変わらず、いつ見ても食べても品のあるつけ麺です。まず器!とにかくでかい。麺の入った器は、パスタを入れてもおかしくないと思っています。オシャレなのは良いのですが、一つ困ったことを言うのであれば、とにかく写真をとりにくいつけ麺です。なぜなら、店内は明るめで影が入り、おまけに器が大きいので麺とスープを一枚に収め様とすると、なかなかうまくいかないという感じです。私も「つけ麺」を何枚も激写しましたが、なかなかに苦戦しました。

レンゲにも店名書いてあり、器へのこだわりを感じます。ちなみに特注の有田焼らしいです。価格も並盛りで、「つけ麺」850円というのはこのご時世、非常に良心的だなと思っています。

早速食べましょう!!まずは麺をスープにつけて一気に啜ります。

見れば分かるうまいやつ。この平打ち麺は、のど越しが本当に良いのです。本当に箸が止まらないんです。スープに絡めて、麺にスープが纏う感じが最高です。

ネギがたくさん。ネギを入れることで、スープのバランスを整えている気がします。それとネギをたくさん入れたほうが、単純に映えますね。スープは比内地鶏、名古屋コーチンの鶏ガラをベースに、羅臼昆布や秋刀魚節などをブレンドして作っているそう。ただ単に、醤油の味のスープなのではなく、酸味と甘味のバランスがとにかく絶妙なんです。スープに入っている油の感じも絶妙です。

そして、私が結構好きなのが“すだち”の味変。麺に“すだち”を絞って、いつものように麺をスープにくぐらせると!ほんとにさっぱりして、本当の味変だと確信しています。