本連載では、マイナビニュース独自の視点で、ビジネスパーソンにおすすめのラーメン店を紹介している。
麺を焼いたら焼きそば? いや違うんです。今回は、茹でた麺を鉄板で焼きスープに入れたオリジナルメニュー「焼麺」が味わえる、高田馬場の「焼麺 劔」を紹介しよう。
新感覚の焼麺
看板メニューの「焼麺」は、オーダーが入ってから茹でた麺を、熱々の鉄板で焼きスープに入れる。麺は、焼麺用に特注したものを使用。スープは濃厚とんこつとじゃがいものベジポタスープ。スープに使うじゃがいもは、こだわりの北海道産の男爵いもだ。今回オーダーしたのは「焼麺目玉焼き(税込840円)」で、焼麺に目玉焼きがトッピングされる一番人気のメニューだ。
絶妙な焼き加減
麺は「硬すぎず軟らかすぎず」と、絶妙な焼き加減で仕上げていく。 また、トッピングの豚バラ肉のチャーシューも鉄板で焼くので、ちょうどいい脂加減となる。最初はパリパリの食感を楽しみ、徐々に麺にスープがしみてくるとお次はモチモチの食感が味わえる。付け合わせの削り節をスープに入れると、今度は魚介の風味が加わりまた違った味が楽しめる。そして最後に紅ショウガを入れ、さっぱりとした味わいで締めくくる。
まかないから生まれたメニュー
この独特の「焼麺」は、オーナーの「まかないがいつも同じものなので、いっそ麺を焼いてみたらどうだろうか」という発想から生まれた。それから試行錯誤を繰り返し、今のメニューにたどり着いたという。焼麺を登場させた当初は「焼きそばなのか、ラーメンなのか」と賛否両論あったが、独特の食感にハマる人続出で、看板メニューとなった。
店内にはハンガーや紙エプロンも備えており、女性客も1人で入りやすい雰囲気の店舗。隠れ家的な場所も相まって「ちょっと面白いラーメンあるんですよ」と、誘ってみるのも一興だ。ぜひ「焼麺」を試してもらいたい。
あっさり度:★★☆☆☆
こってり度:★★☆☆☆
ビジュアル:★★★★☆
ボリューム:★★★☆☆
価格 :★★★☆☆
●「焼麺 劔」
住所:東京都新宿区高田馬場2-6-10 関ビル 1F
営業時間:11:00~15:00 / 18:00~21:30
定休日:日曜日
執筆者プロフィール:石津 祐介(いしづ ゆうすけ)
グルメ、旅行、アウトドア、ファッションとジャンルを問わず幅広く取材を行うライター&カメラマン。ミリタリーとエアラインが得意分野で、専門誌などで活動中。無類の麺類好きで、至高の一杯を求めて日本はもとより海外にも麺探しの旅に。
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