JR西日本が3月17日に実施したダイヤ改正で、阪和線の快速・普通列車が一部を除き223系・225系となった。「羽衣線」と呼ばれる鳳~東羽衣間の支線では、225系2次車(5100番台)による営業運転が行われていた。
阪和線用の225系2次車は編成間転落防止ホロを取り付けた4両固定編成、ホロのない6両固定編成に分けられる。2016年から順次投入され、阪和線で活躍した通勤形電車103系・205系を置き換えていった。羽衣線も例外ではなく、今回のダイヤ改正をもって103系3両編成による運行が終了。4両固定編成の225系2次車による運行が見られるようになった。終点の東羽衣駅ではホーム延伸工事が行われ、4両編成でも入線可能となっていた。
関空・紀州路快速にも使用される編成が「ワンマン」とフルカラーLEDで表示し、1駅しかない支線をのんびり走る姿に違和感を覚えてしまうものの、静粛性や乗り心地に優れ、転換クロスシートで車内Wi-Fiも利用可能という225系2次車に変更されたことで、車内サービスが格段に向上したのではないかと感じる。羽衣線を走る姿もいずれ見慣れることだろう。
なお、東羽衣駅では改札口付近に設置されていた「みどりの窓口」が3月31日をもって営業終了。代わって「みどりの券売機プラス」が新設され、4月1日から営業開始(6時30分から23時まで)する予定となっている。
今回のダイヤ改正では、元阪和線の車両205系1000番台が奈良線で運行開始したことも話題に。205系1000番台は従来の205系と比べて前面窓が大型化された点などが特徴。奈良線に移った後も、阪和線で活躍した頃と同じスカイブルーの帯で運行されている。