今年も4月に多くの新社会人が会社デビューを無事に果たした。「平成最後の新入社員」たちは、自身の置かれた環境の変化に戸惑いながらも日々を過ごし、この大型連休でほっと一息ついているに違いない。そんな我が子に対し、一つの節目を迎えたことを祝うプレゼントをあげようと考えている親もいることだろう。
新社会人へのプレゼントは、今も昔も変わらない風習の一つ。もちろん、もらう側としてはありがたいお祝いの品ではあるが、必ずしも自分の望んだものがもらえるとは限らない。今回は、男性のマイナビニュース会員353名に「新社会人祝いにもらいたかったプレゼント」に関するアンケートを実施。理由と併せて皆の意見を紹介しよう。
Q.家族や知人からの新社会人祝いのプレゼントでもらいたかったものを教えてください
1位: 現金(40.2%)
2位: 時計(30.3%)
3位: 財布(16.6%)
4位: スーツ(15.6%)
5位: ノートパソコン(12.7%)
■現金
・「何が必要になるのかまだはっきり認識できていない状況なので、現金がいいかと思う」(56歳男性/精密機器/IT関連技術職)
・「自分の好きなときに好きな用途で使えるため、現金が欲しかった」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「現金で、自分の趣味で購入したかった」(38歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「色々入り用だったので、現金が貰えると嬉しかった」(45歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「生活するうえで邪魔にならない。好きなときに好きなものに使える。そういったプレゼントがbetterかと」(60歳男性/輸送用機器(自動車含む)/メカトロ関連技術職)
■時計
・「腕時計が欲しかった。プレゼントで貰ったのですが、好みではなかったです。自分はゴツい重量のあるクロノグラフが欲しかったです。自分の好みがあるので、腕時計は自分で買ったほうがいいですね」(49歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「実用的に時間を確かめるならスマホなどのほうが利便性が高いが、時計はその他の付加価値があるため、持っておきたい物」(50歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「社会人として時計をして出社したい気持ちがあり、心機一転、新しい時計が欲しかった」(42歳男性/サービス(その他)/その他技術職()
・「社会人として時間のけじめが必要になるが、時計は非常に役立つため嬉しい」(60歳男性/設計/メカトロ関連技術職)
・「社会人としてスタートしたときの記念に時計が良いと思った。つらいときがあっても腕時計を見て祝ってもらった気持ちを考えて頑張れる」(67歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■財布
・「収入を得られるようになったので、縁起を担いで財布を新調したいから」(47歳男性/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)
・「初めての給与を入れる財布は『無駄遣いするなよ』との無言のアドバイスだったのかな」(73歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもじみた財布しか持っていなかったので、ブランド物でなくていいので、しっかりした革の財布が欲しかったです」(37歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■スーツ
・「スーツはビジネスマンの必需品の中でも最も重要と考えているから」(67歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「スーツは1着しかなく、天候や気温をみながら替えも欲しかった」(54歳男性/専門店(総合)/営業関連)
・「スーツやビジネスシューズは安くなく、プレゼントしてもらうと助かるから。また、その際に愛情を感じるから」(50歳男性/その他/その他・専業主婦等)
■ノートパソコン
・「ノートパソコンおよびパソコンは、新社会人当時は高価でしたので購入できませんでした。実際に購入できたのはだいぶ後になってからでしたので、欲しかったですね」(47歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「当時使っていたノートパソコンの調子が悪かったから」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ノートパソコンは値段が高いので自分で買うにはちょっとな~と思っていました」(58歳男性/サービス(その他)/専門サービス関連)
■総評
4割の回答者から支持を得た「現金」が1位に輝いた。約10ポイント差の2位に「時計」(30.3%)が、そして3位には「財布」(16.6%)がランクインした。
現金に関しては「自分の好きなように使えるのがよい」といったコメントが圧倒的に多かった。また、もらったお金を活用して自分の趣味や好みで時計などのアイテムを購入したいという意見もみられた。
2位は「時計」。ビシッとした時計を身につけると、ビジネスマンらしさがグッと増す。スマートフォンなどで簡単に時間を調べられる時代ではあるが、社会人のたしなみの一つとして希望する男性が多かった。3位の「財布」も時計同様、きちんとした皮財布やブランド財布を持つことで社会人としての自覚を持ちたいという声がみられた。
ちなみに、「プレゼントとしてもらったもの」の1位であるネクタイ(37.7%)は、今回のランキングでは7位(10.2%)に沈んだ。需要と供給の差はかなり大きいため、ネクタイを社会人祝いのプレゼントに選ぶ際は注意が必要かも!?
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2019年4月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性353名
調査方法: インターネットログイン式アンケート