4月も終わりとなり、今年から新社会人として生活をスタートさせた人は、新しい環境に慣れ始めただろうか。一生に一度の社会人デビューに際して、家族や親戚などから門出を祝ってもらった人も少なくないのでは。そこで、新社会人を祝うプレゼントをもらった人にアンケートを実施。実際に何をもらったのかと、それにまつわるエピソードを聞いた。

  • 新社会人、プレゼントに何をもらいましたか?

    新社会人、プレゼントに何をもらいましたか?

Q.家族や知人から新社会人をお祝いするプレゼントに何をもらったか教えてください(複数回答可)。

1位: 現金(40.4%)

2位: 時計(36.4%)

3位: スーツ(17.9%)

4位: 財布(15.2%)

5位: 万年筆(11.6%)

■現金

・「社会人として役に立つものを買おうと思いました」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「現金をもらったので、憧れのバッグを買いました」(32歳女性/サービス/その他・専業主婦等)
・「『新社会人でいろいろと揃えたいものがあるだろうから、何か好きなものを買いなさい』と親戚から現金や商品券をもらいました。靴や小物類を選ぶのがとても楽しく、感謝して大切に使っていた思い出があります」(52歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「印鑑と現金をもらいました。口座を作って貯金するようにと」(59歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「うれしかった。そのお金で家族みんなで外食に行った」(36歳女性/専門商社/事務・企画・経営関連)

■時計

・「母親から少し高い時計をもらって身が引き締まる気がした」(45歳女性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)
・「欲しかった腕時計をもらった。新社会人として頑張ろうと思った」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「時計を持っていなかったのでずっと欲しかった時計を姉にお祝いにお願いし、カスタマイズしながら長い間愛用していました」(32歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「高級な時計を叔父からいただきました。20年以上前になりますが、いまだに使っています」(48歳女性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)
・「時計をプレゼントされた理由が会社に遅刻しないようにだということを知り、時間の大切さを実感できるようになりました。新社会人時代は慌ただしく過ぎていきましたが、ふと腕時計を見る度に贈ってくれた親の姿が思い浮かんでいました」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■スーツ

・「今まで着たことのなかったスーツを買ってもらい、大人になった気分だった」(58歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「かなりいいスーツを買ってもらったので、社会人デビューした時に初めての職場でも、萎縮せずに、堂々と挨拶できた。お気に入りのスーツが自信をくれた」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「初めてもらった両親からのプレゼントが就職祝いで、スーツを作ってくれた。10年目でも着ています」(40歳女性/その他/IT関連技術職)
・「初出勤に着ていくスーツ一式買ってもらってうれしかったけど、初日しか着ていかず、まったく使ってないので申し訳ないと思ってます」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「入社式に参加し、その後は上下バラバラに着用し出社しました。初々しい感じでした。何年も着まわしました。無難なデザインだったのが良かったのかも」(53歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「父親に買ってもらったスーツだったが結構気に入ってて長いこと着ていたが、引っ越し先の物置に今でもそのまま置いてて、すでに20数年経過。今どのような状態になっているのか非常に気になる」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「スーツを2着あつらえてもらいました。社会人になって2年目の成人式の時まで愛用していました。当時は既製服でもかなり値段が高かったと思いますが、私は一人娘なので、父は奮発したのでしょう。とても懐かしい思い出です。その父も今年の3月に96歳で他界しました。今年はちょっと寂しい春になりました」(65歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■財布

・「初めてブランドの財布を買ってもらったので大切に使おうと思った」(47歳女性/流通・チェーンストア/専門サービス関連)
・「お財布と現金をもらい、とてもうれしかった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「母親からプレゼントされた値段高めの財布で、6~7年くらい大事に使った」(29歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「入社祝いに頂いたPRADAのお財布、今も愛用しています!」(42歳女性/流 通・チェーンストア/販売・サービス関連)

■万年筆

・「万年筆を親戚からもらいましたが、なかなか使う機会がなかったように思います」(47歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「万年筆はあまり使わないままなくしてしまった」(55歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「名前入りの万年筆をもらった。当時は昔の定番の贈り物だなと思ったくらいで数回使って引き出しにしまったままだったが、社会に出て10年くらいたって万年筆を見た時に、もらった時の情景が浮かんできて、素敵なものをくれてありがとうと思った」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)

■総評

調査の結果、社会人のプレゼントとしてもらったものの1位は、「現金」が最多で40.4%だった。2位は「時計」(36.4%)、次いで「スーツ」(17.9%)、「財布」(15.2%)、「万年筆」(11.6%)と続いた。

具体的な品物より現金のほうが、もらう本人が必要なものを選べるということで、あげる側にとっても迷うことがなく合理的なのかもしれない。時計、スーツ、財布については、社会人が毎日身に着けたり、持ち歩いたりする必需品。長く使うものでもあり、高級品やブランド品を持つことで、大人としての自覚や自信が芽生えるという面もあるようだ。

万年筆は、以前は大人のプレゼントの定番でもあったが、最近はペンで手書きの文字を書く場面も少なくなったため、「使う機会がなかった」「なくしてしまった」「引き出しにしまったまま」という声があった。しかし、もらった思い出そのものは時間がたっても心に残っていることがうかがえた。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2019年4月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート