オーダースーツを販売する麻布テーラーは、2024年秋冬シーズンの別注モデルを発表。高級生地メーカーのマーリン&エヴァンス、クロスエルメネジルドゼニア、タリア デルフィノの生地をそれぞれ使用した、3モデルとなる。
マーリン&エヴァンスは、紡毛素材を得意とするイギリスのメーカー。ロンドンの老舗テーラーたちが集結する、サヴィル ロウ地域のテーラー達が、メーカーの物づくりに強く惹かれ、彼らのリクエストによって過去に梳毛素材が誕生。麻布テーラーが独自に復刻した素材を使用している。
今シーズンは、注目柄のグレンチェックをモダンカラーで別注。細番手糸を使用しながらロンドンシュランクと呼ばれる最高ランクのフィニッシングで光沢と風合いともに抜群の仕上がりとなっている。オーダー価格は8万8,000円から。
クロスエルメネジルドゼニアの別注モデルには、「15milmil15」を使用。オーストラリアの最高品質から選ばれた、15マイクロンの非常に細い繊維を用いた生地は、カシミアのような柔らかさとシルクのような上品な光沢を併せ持つ。
今シーズンのモデルは、グレンチェックのグレーとネイビー。伝統柄をあえてベースカラーに馴染ませながら、オーバーペンには上品にトレンドカラーを配した。シーズンテーマであるロイヤルクラシックを代表する、正しくもノーブルな装い。オーダー価格は17万6,000円から。
タリア デルフィノの中でも最高ランクとされる「ドルチェビータ」を使用したロイヤルクラシックなスーツ。15.5マイクロンという極細の原毛が、柔らかく、しなやかなで、とろけるような風合いを生み出す。タテヨコ両方向に伸びる機能性も持ちながら、エレガントな雰囲気で、現代のドレスウェアーに必要な要素を備える。
今シーズンは英国生地に起源を持つバーズアイ柄を別注。英国王室を彷彿とさせるクラシックな雰囲気がイタリアの色気と交じり合う。オーダー価格は11万円から。
全て発売は8月中旬を予定しており、麻布テーラー全店で取り扱う。