家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400Fは、「マイカーに関する意識調査」の結果を5月21日に発表した。調査は2024年4月27日〜5月6日の期間、全国の『オカネコ』ユーザー1,226名を対象に行われた。

  • マイカーの有無について

はじめに、マイカーの有無について質問。マイカーが「ある」と回答した方は70.4%だった。

年代別の所有率は、20代以下57.3%、30代65.1%、40代68.8%、50代72.7%、60代74.9%、70代以上81.9%と、全年代で所有率が半分を超え、年齢が高くなるほど所有率も高い結果に。

また、特に交通網が発達している東京と大阪の所有率をみても、東京46.8%、大阪54.1%となっており、約半数が車を所有していることが明らかになった。

  • マイカーを購入するにあたり、家計の状況に対しての不安

マイカーを購入するにあたり、家計の状況に対しての不安を尋ねると、50.1%が「不安がある/あった(すごく不安ある/あった+どちらかというと不安ある/あった)」と回答。2人に1人がマイカー購入前の家計状況に不安があったことがわかった。

「不安がある/あった」と回答した人に、不安があった上で、購入に至ったきっかけを聞くと、最多は「移動手段として、車が必ず必要だから」(43.4%)だった。次いで、「予算を捻出したから」(30.6%)、「中古車で希望価格に合う車を見つけたから」(20.2%)が続いた。

  • マイカー所有者の「車のボディタイプ」

調査対象者の中から「マイカーがある/あった」または「所有希望で購入検討を始めている」と回答した人に、「欲しい/持っていた/持っている車のボディタイプ」を聞くと、1位はは32.6%の「軽自動車」だった。次いで2位には「コンパクト/ハッチバック」(21.8%)、3位には「セダン」(19.6%)がランクインした。

  • 世帯年収別「車のボディタイプ」

世帯年収別で見ると、400万円未満から1,000万円未満は「軽自動車」が最多に。一方で、1,000万円以上では「SUV」が1位に輝いた。

  • マイカーの購入費用

マイカーの購入費用については、「200万円以上300万円未満」が23.7%、「300万円以上400万円未満」15.3%の順に多い結果となり、平均購入金額は約266万円ということがわかった。

  • 毎月の車の維持費

また、マイカーを持つ人に毎月の車の維持費(税金、ローン返済、保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代等のこと)について尋ねると、5,000円以上10,000円未満20.9%、10,000円以上15,000円未満19.8%の順に多い結果となり、毎月のマイカー維持費は平均約17,613円ということが明らかになった。

  • 特に負担に感じる維持費

次に、特に負担に感じる維持費について聞くと、1位には「ガソリン代」(56.8%)がランクイン。その他、「車検代」(53.3%)、「税金(自動車税・自動車重量税)」(52.6%)の順に多く、上位3項目は半数以上が負担に感じていることがわかった。

  • 車の維持費にかかる費用について(1年前の4月と比べて変動があったのか)

車の維持費にかかる費用について、1年前の4月と比べて変動があったのか質問したところ、「高くなった」と回答したのは51.3%(5,000以上1万円未満27.0%、1万円以上3万円未満13.4%、3万円以上5万円未満6.1%、5万円以上7万円未満1.6%、7万円以上10万円未満1.2%、10万円以上2.0%)。過半数の方が昨年よりも維持費の高騰を感じており、ガソリン代・車検代の価格高騰等が影響していることが伺える結果になった。