フォルクスワーゲンジャパンは11月19日、9月から予約注文を受け付けていた3世代目新型「Tiguan(ティグアン)」について、全国のフォルクスワーゲン正規販売店で販売を開始した。

  • Tiguan TDI 4MOTION R-Line(パーシモンレッドメタリック)

「Tiguan」は2007年に初代モデルが登場して以来、全世界で760万台以上を販売したベストセラーモデル。2019年以降はフォルクスワーゲングループのラインナップの中でも高い評価を得ている。今回は7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。グレード、メーカー希望小売価格、諸元は以下の通り。

・eTSI Active:487万1,000円
全長4,545mm、全幅1,840mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,600kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.6km/l、総排気量1,497CC、最高出力110kW(150PS)/5,000-6,000rpm 、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ215/65R17

・eTSI Elegance:547万円
全長4,545mm、全幅1,840mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,600kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.6km/l、総排気量1,497CC、最高出力110kW(150PS)/5,000-6,000rpm 、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ235/65R18

・eTSI R-Line:588万9,000円
全長4,540mm、全幅1,860mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,610kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.6km/l、総排気量1,497CC、最高出力110kW(150PS)/5,000-6,000rpm 、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ 255/40R20

・TDI 4MOTION Active:561万9,000円
全長4,545mm、全幅1,840mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,750kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.1km/l、総排気量1,968CC、最高出力142kW(193PS)/3,500-4,200rpm 、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,750-3,250rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ 215/65R17

・TDI 4MOTION Elegance:621万8,000円
全長4,545mm、全幅1,840mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,750kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.1km/l、総排気量1,968CC、最高出力142kW(193PS)/3,500-4,200rpm 、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,750-3,250rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ 235/65R18

・TDI 4MOTION R-Line:653万2,000円
全長4,540mm、全幅1,860mm、全高1,655mm、ホイールベース2,680mm、車両重量1,750kg、乗車定員5名、燃料消費率(WLTC モード)15.1km/l、総排気量1,968CC、最高出力142kW(193PS)/3,500-4,200rpm 、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,750-3,250rpm、トランスミッション7速DSG、使用タイヤサイズ 255/65R20

  • Tiguan TDI 4MOTION Active(ピュアホワイト)

グレードは、純正インフォテイメントシステム「Discover」が標準装備のエントリーグレード「Active」、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT HD」や運転席/助手席のシートリラクゼーション機能を標準装備とした「Elegance」、専用エクステリアや専用シート、20インチアルミホイールを装着した「RLine」の3種。これらに2種類のパワートレインを組み合わせた計6グレードでの展開となる。

従来モデルと比べてボンネットの位置が高くなり、SUVらしい力強さを強調するとともに空力性能も向上。cd値が0.33から0.28にアップしている。プラットフォームは、MQBアーキテクチャーからMQB evoになり、アダプティブシャシーコントロールは「DCC」から「DCC Pro」に強化。「DCC Pro」の搭載と、電子制御ディファレンシャルロック(XDS)を協調制御するVehicle Dynamics Managerとの組み合わせにより、走行状況に応じた4輪独立可変制御を行いステアリングレスポンスを高めている。

駐車支援システム「Park Assist Plus」も進化し、ステアリング操作と合わせてアクセルとブレーキの自動操作を行えるようになった。センターコンソールにはドライビングエクスペリエンスコントロールを配置し、オーディオの音量調整、運転モードなどへの素早いアクセスに対応している。

「Elegance」と「R-Line」では、マトリックスヘッドライト「IQ. LIGHT HD」が標準装備に。「IQ. LIGHT HD」は、片側19,200個の高精細マルチピクセルLEDを搭載。フロントカメラで対向車や先行車を検知し、LEDの点灯・消灯を制御するマトリックスモジュールもより細かく制御できるようになり、夜間や暗い場所での走行を快適にしている。

「Elegance」と「RLine」の標準装備として、空気圧式リラクゼーション機能を運転席と助手席に設定。乗員とシートの間にこもった熱を逃して快適性を維持するシートベンチレーション機能は、外気温を検知して自動で作動するように設定できるようになった。

パワートレインは、「Tiguan」では初となる1.5L eTSI マイルドハイブリッドシステム(FWD)と、日本で人気の高い2.0L TDI クリーンディーゼルエンジンにフルタイム 4WD システム 4MOTIONを組み合わせた2つのラインナップを用意。

1.5L eTSI ガソリンターボエンジン「EA211 evo2」は、アクティブシリンダーマネジメント機構(ACT)を強化し、4気筒のうち2気筒を頻繁に停止することで燃料効率を高めた。走行中にエンジンの停止・再始動を行うエココースティング走行に切り替えることで、100km走行あたり最大0.5ℓのガソリンを節約可能としている。

回生ブレーキによる電力を蓄える48Vリチウムイオンバッテリーと、オルタネーターとスターターの役割を果たす48V水冷式ベルトスタータージェネレーターを組み合わせた「48Vマイルドハイブリッドシステム」も初搭載。モーターとしても機能し、発進時のトルクアシストや燃費向上に寄与する。

2.0L TDI ディーゼルターボエンジン「EA288 evo」は、SCRシステムを2つに増やすことで窒素酸化物(NOx)の排出量を削減するツインドージングシステムを搭載。フルタイム4WDシステム「4MOTION」との組み合わせで力強い走りが得られる。

新 TVCM 公開

新型「Tiguan」の発売に合わせて、11月19日から新TVCMを公開。CMにはWurtS氏の楽曲を使用し、ヨルシカのボーカル・suis氏をゲスト歌唱として起用。ホーンアレンジ演奏として、東京スカパラダイスオーケストラのホーンセクションも参加している。

  • 使用楽曲:ソウルズ feat. suis from ヨルシカ