メルコインは8月1日、メルカリアプリ内でビットコインの積み立てを設定できる「ビットコインつみたて機能」の提供を開始した。
ビットコインつみたては「資産形成の間口を広げる新機能」
2023年3月より、メルカリアプリ内で、不用品を売却した際に出た売上金やポイントを暗号資産に替えられる取引サービスを提供していたメルコイン。既存のサービスでは、ビットコインとイーサリアムの2種類を1円から購入できる内容となっていた。
今回追加して提供が開始されたのは、ビットコインのつみたて機能。新機能では、金額と頻度、日付を設定するだけで、自動的にビットコインを積み立てられる。手数料は無料、本人確認済みの利用者は、最短30秒で口座を開設できるという。
今回の提供開始にあたり、メルコインは発表会を開催。代表取締役CEOの中村 奎太氏は「暗号資産の領域で経験してきた機能やノウハウを駆使し、今後はNISAやiDeCoに並ぶような資産形成の間口を広げる新機能を実装する」とコメントした。
簡単な操作でつみたて設定が可能
つみたて頻度は、月に4回(毎月7日、14日、21日、28日)、2回(毎月7日と21日、もしくは14日と28日)、1回(毎月7日、14日、21日、28日のうち1日を選択)の3つの選択肢があり、設定画面で選択したつみたて日の中で近い日からつみたてが開始される。
金額の設定では、1,000円、5,000円、10,000円、そして任意の金額(1円から設定可能)の4項目が用意されており、現時点では、メルペイに登録可能な800以上の金融機関の口座と連携して、自動で積み立てチャージを設定できる。
一度設定したつみたては、いつでも見直しと解除ができるほか、つみたてたビットコインは、メルペイの残高に戻して、メルカリ内の買い物やメルペイ、メルカードの支払いに利用可能となっている。
サービスは1日から段階的に利用者を拡大していき、約1週間で全ての利用者のつみたてが可能になるとのこと。
また、将来的にはビットコインだけでなく、イーサリアムでのつみたても展開予定。銀行口座からのチャージだけではなく、メルカリの売上金をつみたての原資として利用できるようになるという。