不動産のセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は、第67回「マンション購入検討者の定例意識調査」の結果を10月31日に発表した。調査は直近3か月間、登録会員31万人のうち新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象に行われた。
はじめに、住宅ローン変動金利はどうなるかについて質問すると、全体の93.9%が0.1%以上上昇する可能性が高いと回答。0.5%程度の上昇を予想する回答は49.1%だった。
また、「金利が上がる前にマンションを購入したい」と考える割合は全体の55.6%と、1年前と比較して約10%減少。金利上昇の現実を受け止める消費者の心理を反映する結果となった。
一方で、今後のマンション価格に関する回答では、半数以上の人が今後も値上がりが続くと考えており、2年後のマンション価格については、全体の64.1%の人が現在の価格よりもさらに上昇すると予想。10年後のマンション価格についても、現在の価格より上がると考えている人は全体の55.2%に達し、30%以上の上昇を予想する人は11.8%という結果になった。特に都市部では土地の供給も限られているため、人件費や建築コストの高騰と重なり、今後もマンション市場は高値で推移していくとみられている。
また、新築マンションに求める耐震基準について、消費者が望む耐震基準と実際に提供されている基準には明らかな違いがあることが明らかに。約30%が耐震等級2以上を求めていることが分かった。