大丸松坂屋は9月20日から、オンラインストアで2025年のおせちの受注を開始する。店頭では10月1日からの受注となるが、店舗によって受け付け時期が一部異なる場合がある。
2025年のおせちには、家族や友人とのお祝いや新年のおもてなしなどに合わせた様々な商品がラインナップ。価格帯は1万800円から30万円となる。
8月26日に開催された商品発表会では、大丸松坂屋が力をいれて展開する商品を4つのカテゴリに分けて紹介。中でも注目の商品をレポートする。
2025年に大丸松坂屋が掲げるおせち料理のテーマは「慶びのシェア」。大丸松坂屋おせち担当バイヤーの柴田智氏は、「一つのお重を大切な人と囲んで食べたり、おせち文化を若い世代に継承したり。誰とどんな目的で食べるのかといった様々なシーンを想定して、『慶びのシェア』をテーマに設定した」とコメントした。
注目の商品は、「監修おせち・贅沢おせち」、「ユニークおせち」、「コスパ抜群おせち」、「冷凍おせち」という4つのカテゴリから登場。
「贅沢おせち」からは、能登の食材を利用した「一本杉 川嶋」監修のおせちと、予約が取れない人気店として話題の「銀座 しのはら」のおせちを販売する。
「一本杉 川嶋」監修の「和風おせち 二段」は、「めっちゃおいしい能登、美しい能登」をテーマに、妥協することなくこだわりを追求。能登半島の食材をふんだんに使用して、食べることで能登を応援するようなおせちを目指した。価格は4万2,000円。
フォアグラ最中や焼きすっぽんなど、通常ではお店でしか食べられないメニューをラインナップしたのは、「銀座 しのはら」の「和風おせち 一段(フォアグラ最中付)」。グルメガイドで二つ星を受賞した店舗のスペシャリテの味が、家庭でも味わえるのが魅力だ。価格は3万7,800円。
ユニークおせちでは、業界初となる叙々苑の焼肉おせちを販売。店頭で食べる焼きたてのような仕上がりを実現したという、厳選部位の焼肉とあわび粥をセットにしている。おせちとしてだけではなく、年末のごちそうメニューや家族が集まったときのお祝いメニューとしてもぴったり。価格は3万7,800円。
また、「カタログだけで選ぶおせちは、どれがおいしいのか食べて判断できない」という消費者の声をくみ取り、6つの商品をピックアップして小さなサイズの重箱に詰めた「お試しおせち」を大丸松坂屋全店で販売。6つの特別企画のメニューが入って1,080円の価格となる。
ほかにも「コスパ抜群おせち」からは、53品がぎっしりと詰まった「京都三味洪庵」の「豊麗」(3万7,800円)、商品数を2024年版の倍となる14種類に増やした「冷凍おせち」から和洋中を盛り込んだ「かなで」(1万3,500円)などを販売する。