セイコーウオッチは「キングセイコー」ブランドから、ブランド生誕の地である東京・亀戸に息づく伝統美にインスピレーションを得た3つの新モデルを、10月11日より発売する。価格はすべて41万8,000円。

キングセイコーは、東京・亀戸に存在したセイコーの時計工場「第二精工舎」で1961年に誕生し、2022年に復活したブランド。本作は、江戸時代の浮世絵にも度々描かれるほど魅力的な亀戸近辺の美を、有機的な型打模様とグラデーションダイヤルの組み合わせで表現した。

  • 亀戸の梅が美しく咲く様子を型打模様でデザイン。細やかな梅の模様を表した型打パターンに、奥行きのある赤色をグラデーションで塗装し、立体的な梅の花を表現した

  • 縁起の良い柄として継承されてきた、日本伝統文様の亀甲文をモチーフに、キングセイコーならではの型打模様と隅田川のような深い青色が調和したモデル

  • 当時の工場に近い、亀戸天神社の藤棚に咲く無数の花々が風に揺られる様子を、立体的な新しい型打模様に柔らかな薄紫色のグラデーションで表現した

ガラスやケースの稜線を目立たせることで、1965年に誕生したキングセイコー「KSK」モデルの特徴である直線的でエッジの際立つケースデザインを引き立てている。ダイヤルには、堂々とした太く長い三面カットの時分針を採用。深いグラデーションのダイヤルとのコントラストによって、輝きを放っている。

12時位置のインデックスは「KSK」から受け継いだ形状。天面に施されたライターカットのきらめきが「KSK」特有の個性を強調している。

機械式ムーブメントには、セイコーの現行機種で最も薄い自動巻ムーブメント「キャリバー6L35」を搭載。ケース構造と風防の形状を改良することによって、「KSK」のオリジナルモデルよりもさらに0.2mmの薄型化を実現している。

キングセイコーKSK キャリバー6L35モデル

  • 品番:(左から)SDKA011、SDKA013、SDKA015
  • ケース・ブレスレット素材:ステンレススチール
  • ケースサイズ/厚み:38.6mm/10.7mm
  • ガラス:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
  • 防水性能:日常生活用強化防水(5気圧)
  • パワーリザーブ:約45時間(自動巻)