米国を発祥の地とする時計ブランドのハミルトンは、1900年代の初頭から米軍の軍用品として時計を製造してきた。映画好きの人なら、ハミルトンの時計が多くのハリウッド映画に登場していることでもおなじみだろう。
そのハミルトンが今回、東京の原宿にて、ミリタリースタイルを継承する「カーキ」コレクションと古着の“アメカジ”とのコラボレーションイベント「HAMILTON POP UP Event “Find your KHAKI”」を開催。ファッションディレクターの金子恵治氏、NEATデザイナーの西野大士氏、キャプテンサンシャイン デザイナー 児島晋輔氏などが参画するほか、会場では実際に貴重な古着の販売も行われた。
一方で時計の「カーキ」では、現行モデルと古着のコーディネートはもちろん、現存するこれまた貴重なヴィンテージウォッチが来日し、ショーケースを飾った。ここでは、イベントの展示を写真で紹介しよう。なお「HAMILTON POP UP Event “Find your KHAKI”」は、2024年11月10日(日)18時までの開催。会場はJR原宿駅か東京メトロの明治神宮前駅からすぐのキャピタル原宿だ。入場は無料だが、ハミルトンオフィシャル LINE アカウントへのお友だち登録が必要となる。
店内に入ると、1944年リリースの「ミリタリーウォッチ グレードII」がまず出迎えてくれる。現在の「カーキ フィールド」の原型ともなったモデルだ。
そのとなりにあるのは、1951年作の「キャンティーン ダイバー」。こちらも実際に米国海軍で使われていたものだ。
続いてはパイロットウォッチ。1973年~1976年に英軍関係者に支給された軍用時計「W10」の実機と、それをベースにした現行モデル「カーキ パイロット パイオニア メカ」が並ぶ。
もう1本のパイロットウォッチは1970年代に英国空軍に供給していた「クロノグラフ ファブフォー」だ。解説にもあるように、ハミルトンとそのほかの計4ブランドが英国空軍に時計を供給していたことから、ビートルズの愛称「Fabulous Four(素敵な4人組)」にちなんで「ファブフォー」と呼ばれている。
さて、会場の2階へ上ると、やはり貴重な古着とカーキ(現行モデル)のコーディネートが。2階と3階には試着室や姿見も用意され、古着を購入できた。カーキは展示のみだったが、近くの「ハミルトンブティック 東京キャットストリート」で時計の試着や購入が可能だ。