チューダーは、ダイバーズウォッチ「ペラゴス FXD」から最大3つのタイムゾーンを表示できる新モデル「ぺラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」を発表。11月より順次販売を開始する。価格は65万1,200円。
初代の「ペラゴス FXD」は、チューダーとフランス海軍特殊部隊の共同開発によって生まれた。そこから歴史を重ね、今ではフランス海軍航空隊のニーズにも応えるようになっているという。新作の「ぺラゴス FXD GMT “ZULU TIME”」は、現地時間と第3タイムゾーン、さらにズールー時間と呼ばれる協定世界時間(UTC)を加えた計3つのタイムゾーンを同時に表示できる。ズールー時間への対応はフランス海軍航空隊の要望に応えた機能だ。
文字盤で高い視認性を提供するオレンジ色の針が、ズールー時間を示す。針は24時間でダイアルを1周し、1度針を設定するとリセットされることはない。
現地時間を表示するのは「スノーフレーク」の愛称で知られる時針。リューズで時刻を設定し、タイムゾーンを変更する際は1時間単位で針がジャンプする。前後どちらの方向に回しても、針が深夜12時を過ぎると日付が変更される。
第3タイムゾーンは、24時間両方向回転発光ベゼルとオレンジのズールー時間針によって表す。
ケースは頑丈さと軽量性を兼ね備えたグレード2 チタニウム製、200mの防水性を持つ。42mmのケースにはマットな質感のブラッシュ仕上げを施した。ストラップバーをケースにつけている。
カラーコーディングされた針や、鮮やかなオレンジ色のハンドメイドの矢印型24時間針など、コントラストが際立つデザインも目を引く。針とアワーマーカー、ベゼルにはブルーの発光塗料が塗布されており、暗い環境や夜間でも素早く時刻を確認できる。24時間針と24時間目盛り入りベゼルはグリーンに発光する。
グレード5 チタニウムのケースバックには、翼を広げた錨の上に星をデザインした、フランス海軍航空隊のロゴを配している。各時計の製造年を示す「Marine nationale 2024」を表す“M.N.24”のエングレービング入り。
ストラップは過去のフランス海軍兵が各々が自らにフィットするファブリック製のストラップを使用していたという逸話に則り、22mmのグリーンポリエステル製織りリボンを採用。ピンバックルとキーパーはグレード2 チタニウム製だ。取り外し可能なファブリックバンドキーパーには、フランス海軍航空隊のラウンデルを刺繍した。
自動巻き機械式ムーブメントのキャリバー「MT5652-U」は、COSC認定とMETAS認定を受けたスイスメイド。パワーリザーブは約65時間となる。
ぺラゴス FXD GMT “ZULU TIME”
- 品番:2542G247NU
- ケーズサイズ/厚み:52mm/12.7mm
- 風防:サファイアクリスタル