オメガの「スピードマスター」から、1957年の初代スピードマスターにインスピレーションを受けたという新作のクロノグラフ、「スピードマスター パイロット(332.10.41.51.01.002)」が登場した。価格は146万3,000円。
初代スピードマスターは多くのパイロットから支持され、高い堅牢性と信頼性、視認性といった特徴を持つ。今回の新作では、光の反射を抑えるためにステンレススチールケースをブラッシュ仕上げとし、ベゼルにはマットな仕上げのアルミリングを採用。タキメータースケールには、オメガらしく「ドット・オーバー・90」と「ドット・ダイアゴナル・トゥ・70」を配置し、スピードマスターの伝統を継承した。
マットなブラックダイヤルはグレイン仕上げとなり、時分針とバーインデックスに蓄光塗料のホワイトスーパールミノヴァ(グリーンに発光)を加工し、暗い場所での視認性を確保。中央のクロノグラフ秒針もマットブラックだが、先端をオレンジのニスによって強調した個性的なものだ。
2つのサブダイヤルも大きな見どころ。3時位置のサブダイヤルは60分と12時間の同軸積算計で、航空機のコックピットにある燃料消費率のインジケーターから着想を得たというデザインだ。
もうひとつ、9時位置のスモールセコンドはマットイエローの針とブルーの人工水平線を備え、こちらも航空機コックピットの目標照準表示がベースになっている。
自動巻きの機械式クロノグラフムーブメント「オメガ キャリバー 9900」を搭載し、パワーリザーブは60時間。スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーター認定を受けたムーブメントだ。時計のケースバックには、スピードマスターの伝統的なシーホースのメダリオンをあしらい、外周には防水性を示す「100m/330ft」を刻んでいる。
- ケース素材:ステンレススチール
- ケースサイズ:直径40.85×厚さ14.7mm
- 風防:ボックス型強化サファイアガラス(両面無反射処理)
- ブレスレット:ステンレススチール、および交換用のNATOストラップとツールが付属
- 防水性能:10気圧
- パワーリザーブ:約60時間