セイコーウオッチは6月21日に、「<セイコー アストロン> Nexter」シリーズの新製品として、3種類のレギュラーモデルと1種類の限定モデルを発売する。限定モデルは、SEIKOブランドの100周年を記念したものだ。価格は28万6,000円~44万円となる。
現在のアストロンは、世界初のGPSソーラーウオッチとして2012年に登場。それから12年間、着実に進化を続けてきたが、12年目となる2024年は新開発のGPSソーラームーブメント「キャリバー5X83」を手に入れた。
キャリバー5X83は1/20秒ストップウオッチ機能を備え、12時位置のサブダイヤルが1/20を計測し、6時位置のサブダイヤルが時分積算計となる(通常時はワールドタイムなどの第2時刻を表示)。9時位置のサブダイヤルは、曜日や充電量、機内モード、クロノグラフモードなどを1本の針で示すマルチインジケーターだ。
加えて、タイムトランスファー(第1時刻と第2時刻の入れ替え)機能が大きくスピードアップしたほか、ソーラー電池の充電効率が向上。従来以上にハイコントラストで高級感のあるダイヤルをデザインできるようになった。
SEIKOブランド100周年記念 <セイコー アストロン> Nexter 服部金太郎 限定モデル「SBXC156」
セイコーウオッチ(の祖となる服部時計店)の創業者、服部金太郎氏の名を冠した限定モデル。価格は44万円、世界限定1,000本、うち日本国内は600本。「輝き」をコンセプトに掲げ、「輝かしい未来を目指して今後も革新を究めるSEIKOブランド100周年のマイルストーンとなる願いを込めた」(セイコーウオッチ)という。
デザインは、衛星から見た夜の地球から着想。オールブラックのケースとブレスレット、放射状パターンのグラデーションダイヤル、そしてイエローゴールドのアクセントによって、漆黒の空間に浮かぶきらびやかな夜の地球を表現した。また、多面カットのセラミックベゼル、多角形状の飾り縁(チタン製)を組み合わせた二体構造によって、一層の輝きを放つ。
裏ぶたには、服部金太郎氏が1900年(明治33年)に登録した商標「丸角Sマーク」を立体的に配置し、服部金太郎氏の理念「ONE STEP AHEAD OF THE REST(常に時代の一歩先を行く)」と「KINTARO HATTORI」をマーキングしている。
パッケージには、付け替え用の強化シリコン製ストラップと、丸角Sマークのピンバッジを同梱。特製ボックスに収めて届けられる。
- ケース・ブレスレット素材:独自の硬化技術「ダイヤシールド」を施したチタン
- ケースサイズ:外径43.4×厚さ14.1mm
- 風防:独自の無反射コーティング処理「スーパークリア コーティング」を施したデュアルカーブサファイアガラス
- 防水性能:10気圧
<セイコー アストロン> Nexter GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ
レギュラーモデルは3機種。いずれも、ダイヤルとサブダイヤルのコントラストが高く見やすいカラーを採用している。セラミックとチタンの二体構造ベゼルには、「CHRONOGRAPH」の文字とアラビア数字をマーキング。よりスポーティーなデザインに仕上げたとしている。
おもな仕様は上記の限定モデルに準ずる。価格は、ブラックダイヤル「SBXC151」とシルバーダイヤル「SBXC153」が28万6,000円、オールブラックの「SBXC155」が30万8,000円。