買い物やサービスの利用でもらうポイントを効率よく獲得し、生活費の節約に役立てる活用術のことを、「ポイ活」と呼びます。

前回の記事では、ポイントの貯め方をテーマに、"共通ポイントに絞って利用する"、"ポイントを重ね取りするワザ"といった、ポイ活「5つの法則」について解説しました。通常、ポイントは、1ポイント=1円で利用するのが原則ですが、ポイ活賢者たちが実践しているのは、ポイントの価値を1円以上に上げて使うワザも!

せっかく貯めたポイントをどう使うかも、ポイ活の重要なノウハウです。今回は、知っているのと知らないのでは大きな差がでる、「ポイントのおトクな使い道4選」をご紹介します。

  • 1ポイントが2円、3円に!? ポイントのおトクな使い道4選

使い道1:1.5倍分の買い物ができる、Tポイント払いの「ウエル活」

Tポイントを貯めている人にオススメなのが、「ウエル活」。ウエル活の「ウエル」とは、「ウエルシア薬局」のこと。ウエルシア薬局が毎月20日(※)に行っている「ウエルシアお客様感謝デー」に、Tポイントを使って買い物することを、通称「ウエル活」と呼んでいます。
※24時間営業店は7:00~24:00まで。

「ウエルシアお客様感謝デー」がスゴイところは、この日に限って、Tポイントが1.5倍の価値で利用できること。たとえば、5,000ポイントの支払いなら、7,500円分のお買い物が可能。つまり、店内の商品を実質33%オフの価格で購入できるわけです。利用の方法は、ウエルシアで商品を選び、支払いの際「ポイントで支払います」と伝えるだけ、200ポイント以上から使うことができます。たばこなど一部の商品がは対象外となりますが、店内にあるほとんどの商品が対象なので、日用品などをこの日にまとめて買うことで、生活費を大幅に浮かせることができるところが、ウエル活の醍醐味なのです。

  • 筆者も実際に4,277ポイント分で、6,415円分の買い物ができました

使い道2:ポイントの価値が上がる、ローソンの「お試し引換券」

Pontaポイント・dポイントをおトクに使いたい人には、ローソンで利用できる「お試し引換券」がオススメです。お試し引換券とは、Pontaポイント・dポイントで、話題の新商品やオススメの品を実質半額程度の価格でゲットできるおトクなクーポンのことで、通称「ポン活」と言われています。たとえば、140円の「雪見だいふく」が70ポイントで、303円の「サッポロエビスビール500ml」が150ポイントで交換できることも。1ポイントの価値は2倍になります。

お試し引換券は、ローソン店内に設置されているLoppiから、もしくはPontaかローソンのアプリで予約・発券できます。発券してから24時間以内に、対象商品と一緒にお試し引換券をレジに持っていくだけでOK。対象商品は、主に毎週火・金曜日に更新され、Pontaポイントカード1枚につき1日2枚まで交換できます。ただし、商品ごとに上限数がきまっているので、人気の新商品などは、すぐになくなってしまうものも。競争率が低めの定番商品が狙い目です。また、引き換えに行ったお店に予約した商品がないという場合もあるので、取り扱いのローソンを数件はしごしなければなりません。そういった時間がない人は、店内の商品をチェックしてから、引換券を発行する方が効率がいいでしょう。

  • お菓子やお酒など交換すれば、好品代の節約に貢献できます

使い道3:貯めたポイント利用でもポイントが付く!

決済ポイントがつくのは、クレジットカードなどのキャッシュレス払いだけではありません。楽天ペイユーザーなら、今まで貯めた分のポイントで支払っても、1%還元を受けることができます。たとえば、5,000円の買い物をポイントで支払った場合でも、新たに50ポイントが貯まる仕組みです。

ほかにも、Pontaポイントは貯まったPontaポイントを、PontaのIDとの連携でau PAY残高に1ポイント=1円としてチャージすることができます。チャージは100円単位で、上限は月2万円まで。チャージしたポイントは、またいつもの買い物に使えるので、おトクな無限ループが続くというわけです。

  • アプリの設定で「ポイント優先」を選択するだけ。期間限定ポイントも使えます

使い道3:投資の疑似体験でポイントを運用

「ポイント運用」とは、貯まったポイントを運用会社に預けて運用してもらうサービス。投資信託の値動きに連動して、ポイントの価格が日々変動する仕組みです。ポイントなので、元本割れのリスクもなく、手軽に投資の疑似体験ができるのが特徴。ユーザーは、最初に運用するコースを選び、ポイントを投じるだけで、難しい手間は一切かかりません。運用を始めるにあたって、証券口座の開設は不要です。現在主要なポイントでは、「楽天ポイント」「dポイント」「Pontaポイント」と、Tポイント以外の共通ポイントで運用が可能。

なお、運用コースもポイントサービスによって異なります。Pontaポイントの場合は1コースのみですが、楽天ポイントは、高いリターンを目指す「アクティブ」と安定したリターンを目指す「バランス」の2コースを用意。dポイントは、「おまかせ運用」で2コース、「テーマ運用」で8コースの計10種類の運用方法があります。追加も引き出しも好きなタイミングでOK、引き出したポイントは、通常のポイントとして利用できます。リアルな投資に興味はあるけど不安という人は、ポイント運用から始めてみるのもアリです。

  • 楽天ポイント運用は100ポイントから100ポイント単位で運用できます

以上、ちょっとしたワザを知っているだけで、価値が倍増するポイントのおトクな使い道を4つご紹介しました。ポイ活を始めてみたい人、より極めたいという人は、ぜひチャレンジしてみではいかがでしょうか。

▼参考書籍
『スマホで簡単! どんどん貯まる! 誰でもトクする「ポイ活」BOOK』
ポイ活を極めた達人のワザや、スマホ1台ですぐに始められる簡単な活用法を紹介しています。
著者 「ポイ活」スタート研究会
定価: 1,430円(本体1,300円+税)
これ1冊で共通ポイント、QRコード決済でどんどんポイントが貯まるワザがわかる。マイレージの最新貯め方も掲載

  • 『スマホで簡単! どんどん貯まる! 誰でもトクする「ポイ活」BOOK』