突然ですが、寿司ってうまいですよね。生魚が苦手って方以外は、たいてい同意してくださると思います。

  • 寿司

ただ、自分で寿司をにぎるとなると、とたんにハードルが上がりますよね。素人に寿司なんかにぎれるわけがない! と。まぁ、職人さんが何十年も修行してやっと一人前になれる世界というイメージがあるから、それも当然だと思います。

けどさ、誰だって、おにぎりをにぎったことくらいはあるでしょう。それに、ちらし寿司とか巻き寿司なら気軽に作ることもあるでしょう。なんていうかな、素人だからって、もっとフランクに、寿司、にぎってみてもいいと思うんですよ。そりゃあ熟練の職人さんが作る、箸でつかんでも崩れないけれど、口のなかでほろりとほどける、極上寿司とはいかないでしょう。けどそもそも、刺身って美味しいですけど、それが少量の酢飯と合わさる美味しさって、たまらないものがあるじゃないですか。不恰好でもいいから、家でこそこそ、それを楽しんだっていいじゃないですか。

そこで僕が提案したいのが、スーパーでよく見かける、いろんなお刺身の切れっぱしが入ったお得な盛り合わせ。僕のよくいくスーパーだと「お刺身バラエティ」なんて名前で売られてることが多いんですが、それを雑に丸めたごはんにのせただけの、名づけて「雑寿司」。

どういうことか、これから作っていきますので。

不恰好でも気にしない

  • お刺身の切れっぱし詰め合わせ

これが、お得な価格で売られているうえ、ただ切れっぱしであるというだけで、質が悪いってこともなく、よく買っておつまみにしています。たま〜にまぐろの中とろっぽい部位なんかも入ってたりすると、ほくほく。

  • 次に酢飯を用意します

これも、本格的に材料を調合して作ってもいいのですが、粉末なので扱いやすい「すしのこ」などの素を使ってしまうと楽でしょう。

  • そしたら、ただぎゅっとにぎる

おつまみ用なのでなるべく小さめに

  • で、お刺身にわさびをぬって

  • ぎゅっと押しつける

はい、これで雑寿司、1貫完成!

この調子でどんどんにぎっていきましょう。

  • 不恰好であることを気にすることはありません

  • 完成! 「雑寿司」

ちなみに雑寿司は、職人さんのにぎった寿司よりまとまりがないので、上から醤油をかけ、箸でそっとつまんで食べましょう。

  • このように

これがですね、誰もが食べる前は「なんぼのもんじゃい」と思うでしょうが、にぎりたてだからか、自分で作ったからか、スーパーやコンビニでできあいのものを買ってくるよりも美味しく感じるほどなんです。

雑寿司から進化して、家で本格的に寿司をにぎる道に進んでいくのも、楽しいかもしれませんね。

作りかた

【材料】
・お刺身の切れっぱし詰め合わせ:1パック
・ごはん:適量
・酢飯の素:ご飯に対し規定量
・わさび
・醤油

【作りかた】
1.酢飯を作り、小さめサイズにぎゅぎゅっとにぎる
2.わさびを塗った刺身を上から押しつける
3.それを好きなだけ作る