最近、6歳になる娘に空前の「もんじゃ」ブームが到来しています。2、3日に一度は夕飯にもんじゃ焼きをリクエストされ、ここは月島かってくらい(いや月島だって一般家庭ではこんなにもんじゃはやらない)、我が家のもんじゃ係数爆上がり。
ちなみに、僕が家でいつも作ってるレシピが、すごく簡単かつ美味しいので、一応ここに記しておきますね。ご参考まで。
1.市販の「お好み焼き粉」か「たこ焼き粉」を用意する 2.粉に対して10倍の重さの水と、サラダ油などの食用油少々を加えて混ぜる 3.刻んだキャベツ、ベビースターラーメン、好きな具材を加えて焼く 4.最後にウスターソース少々で味を調整
です。この最初の、「お好み焼き粉」か「たこ焼き粉」を使うのがポイントで、市販のああいう粉って、だしの風味と味つけがしっかりとされているので、あんまり難しいことを考えず、てきとーに作っても美味しいもんじゃができちゃうんですよね。ぜひお試しあれ。
さて、今回はここからが本題。
先日、娘からまたまたもんじゃリクエストがあった日、近所のスーパーで、定番の大袋のベビースターラーメンが売り切れていたんです。そこで、家にある袋麺、醤油味の「チャルメラ」。あれをバキバキに割って入れればいいんじゃないの? と思いつき、やってみた。
そうしたら、味つけに付属の粉末スープを使ってみたのも良かったんでしょう。娘は「いつもとちがうとくべつもんじゃ、おいしい!」と大喜び。
そこで気がついたんです。市販の袋麺やカップ麺など、油で揚げたタイプの商品であれば、なんでももんじゃの材料になるんじゃないの? って。サッポロ一番塩もんじゃ、ペヤングもんじゃ、韓国の辛もんじゃ、どれも美味しそうじゃないですか?
ならばそりゃ、僕の最愛のカップ麺「どん兵衛」の、さらに「鬼かき揚げ天ぷらうどん」で、作ってみたいに決まってるでしょう!
カップうどんでもんじゃ焼き
はいやっていきますよ〜。
好きなんですよね〜、こいつ。どん兵衛ならではの食べごたえのある平打ち麺と、初めて食べた時はその味のクオリティーに驚愕させられた、ぶ厚いかきあげ。
絶対うまいでしょう? これでもんじゃ作ったら。
この工程、成人男性としてはだいぶ非力なほうの自分でも簡単にできましたが、乾いたうどんとはいえ割れた麺が鋭利にとがっていたりもするので、なんならいったん麺を食品用ジップバッグに入れるとかの工夫をしつつ、怪我のないようにお願いします。
そうしたらば、もんじゃの生地を作っていきましょう。先ほどの基本レシピではお好み焼き粉かたこ焼き粉を使いましたが、どん兵衛の場合は付属のスープにしっかりとだしが効いているので、小麦粉(薄力粉)でもOK。
ここに刻んだキャベツを加えます。
今回は荒めのみじん切りにしましたが、もっと細かく切っても、もっと粗く切っても、千切りでも、なんでも大丈夫だと思うのでお好みで。あと、キャベツの量も、これより多くても少なくても大丈夫。粉と水の分量さえ間違えなければ、あとはフィーリングで。
そこに小麦粉の10倍の量の水を足して、気持ち程度にお好きな食用油も足してざっくり混ぜたら、生地は完成。
王道はホットプレートですが、ひとりでこそこそ、キッチンで立ち飲みしながら作る場合などは、フライパンがお手軽です。今回はそれでいきましょうか。
あんまり一気に焦げすぎないよう、弱〜中火くらいでぐつぐつやっていきます。そのままでもじゅうぶん美味しいんですが、
より味がそれっぽくなっていいですね。
また、今回のレシピは超基本バージョン。ここにあれこれ好きな具材を足しても楽しいでしょう。特にひき肉、チーズ、紅しょうがあたりは、だんぜん満足度が増します。
全体に火が通り、麺の硬さがなくなれば、もう食べられます。
実際に作ってみてドンピシャだったんですが、このかきあげのちょっとジャンクな油っぽさが、もんじゃにめっちゃ合うんですよね!
ここまで、味見と称してちびちびともんじゃをつまみつつ、早めに開けてしまったビールのつまみとしてきましたが、これ以上火を通すと固まりすぎてしまいそう。というわけで残りは皿にとり、はい完成。
表面はサクサクと香ばしく、なかはとろっとろ。キャベツはシャキシャキ、うどんはもちもち。そして究極に完成されたどん兵衛スープの味が全体に行き渡り、いや〜、大正解ですわ。これは。
もちろん、好きな揚げ麺タイプのインスタント麺、カップ麺でも作ることができるので、それぞれのお好み麺もんじゃを探してみるのも楽しいと思います!
作りかた
【材料】
・「どん兵衛 鬼かき揚げ天ぷらうどん」:1個
・小麦粉(薄力粉):50g
・キャベツ:150g
・食用油:少々
・ウスターソース:お好みで
【作りかた】
1.小麦粉、刻んだキャベツ、水、油適量を混ぜ、弱〜中火にしたホットプレートかフライパンに入れる。
2.細かく砕いたどん兵衛の麺、トッピングを加え、混ぜながら焼く。このとき、お好みで好きな具材を足しても。
3.全体に火が通り、麺が柔らかくなったら完成。おこげがうまいので、焦らずじっくりと。