あけましておめでとうございます。本年も何卒、「おつまみ革命」をよろしくお願いします。
さて、2023年のお正月、みなさまいかがお過ごしでしょうか? もちろん、お仕事をされていらっしゃる方もいると思います。お疲れさまです。また、正月休みで、久々にのんびりできている方もいらっしゃることでしょう。これまたお疲れさまです。
ところで、正月三が日と言えば、朝からおせちをつまみ、酒を飲み、ひたすらにだらだらと過ごしても全国的に許される雰囲気のある、ありがたい3日間。僕などこれが楽しみで、数ヶ月前からそわそわしているくらいなのですが、とはいえ、おせち料理やお正月のごちそうも、3日も食べ続けると若干飽きてきますよね。
たとえば「松前漬け」。僕、大好物なんですけど、味が濃いこともあり、特に三が日の後半は、お楽しみだった具であるかずのこがほとんどなくなってしまうこともあり、惰性で食べがち。
そこでふと思い出したんです。今年、とあるお取り寄せ系の仕事で食べる機会のあった「いか刺しの松前漬けあえ」的な一品が、とても美味しかったことを。あれだったら、スーパーでお刺身を買ってくればできるよな。待てよ、いかだけに限らず、お手頃な刺身があったら買ってきて、一緒にあえてみるのはどうだろう。しかもそれをすぐに食べるのではなくて、数時間から半日くらい寝かせてみたらどうだろう。つまり、簡易的な「漬け」にする。昼間に仕込んで、夕方の晩酌タイムのお楽しみにする。
考えただけで、そんなのいいに決まってますよね。よし、作ってみよう!
残った松前漬けが華麗に変身
さっそくスーパーへ行き、手頃な刺し盛りのパックを買ってきました。今回は、そのまま食べるのではなくて漬けにするので、ちょっと時間が経って割引されたようなのが見つかればラッキー。それでじゅうぶんでしょう。
そしたらそれを、てきとうな大きさにカットして、容器に入れます。
ちなみに、右側のかにに見えるのは、かにかま。で、そこへ覆い被せるように松前漬けをのせてゆく。
念の為、漬かり具合が均一になるように、清潔な箸などでざっくりと混ぜておきましょうか。
この容器にフタかラップをし、冷蔵庫で数時間〜半日ほど放置しましょう。生ものなのであまり時間が経ちすぎてから食べるのもよくないかと思われます。
で、こちら、3時間ほど置いてみたもの。
あきらかに全体がなじみ、とろりと輝いています。これは絶対にうまいやつだー!
さっそくお皿に盛りつけ、この時点でじゅうぶんに贅沢なんですが、今回はお正月ということで、最後にすじこなんかもあしらってしまえば、
いやぁ、そりゃあまぁ、失敗するとは思ってませんでしたよ。どう転んでも美味しくはなるだろうと。しかしその予想をはるかに超えてきましたね……。
まず、刺身たちが入ることにより、松前漬けの濃いめの味がまろやかになって、がぜん食べやすくなる。そして刺身たち。昆布のぬめりの効果か、食感がとろりとしていて、しかも旨味が増し、どの魚も例外なく、味がふくよか&まろやかにバージョンアップしています。もはや高級なお店の味!
ちびちびとつまめばお酒が延々と飲めてしまうのはもちろん、ほかほかのどんぶりメシにかけちゃっても最高でしょうね〜……。
というわけで、このお正月、松前漬けを持てあましてしまった方がいれば、ぜひお試しください。いや、持てあましてなくても、いきなりこれ作っちゃってもいいと思う! そのくらい、うまいです! | まず、刺身たちが入ることにより、松前漬けの濃いめの味がまろやかになって、がぜん食べやすくなる。そして刺身たち。昆布のぬめりの効果か、食感がとろりとしていて、しかも旨味が増し、どの魚も例外なく、味がふくよか&まろやかにバージョンアップしています。もはや高級なお店の味!
ちびちびとつまめばお酒が延々と飲めてしまうのはもちろん、ほかほかのどんぶりメシにかけちゃっても最高でしょうね〜……。
というわけで、このお正月、松前漬けを持てあましてしまった方がいれば、ぜひお試しください。いや、持てあましてなくても、いきなりこれ作っちゃってもいいと思う! そのくらい、うまいです!
作りかた
【材料】
・お好みの刺身、かにかまなど:好きなだけ
・松前漬け:材料が覆えるくらい
【作りかた】
お好みの刺身やかにかまなどを容器に入れ、上から松前漬けをかけて混ぜ、冷蔵庫で数時間寝かせる。