シンガポールチキンライスは海南鶏飯とも言って、シンガポールやタイなどの東南アジアで食べられている料理です。鶏肉を茹で、そのスープでご飯を炊き、ご飯と鶏肉を一緒の皿に盛り、にんにくがきいたタレをかけて頂きます。これが、おいしいんです! この料理を、フライパン1つでお手軽に作れるよう工夫しました。
フライパンで作るシンガポールチキンライス
材料(2~3人分)
鶏もも肉 1枚(大きめのものを300g) / 米 1.5合 / にんにく 1かけ / 生姜 10g / きゅうり 1本 / トマト 2分の1個 / パクチー 適宜 / 塩 小さじ3分の1 / 黒こしょう 適宜
A(しょうゆ 小さじ2 / オイスターソース 小さじ2 / ナンプラー 小さじ1 / レモン果汁 小さじ1 / 一味唐辛子 お好みで)
B(ナンプラー 小さじ1 / 日本酒 大さじ1)
つくり方
1.米をザルに入れ、たっぷりの水に浸けて研ぎます。最初にさっと研ぎ、水が白くなったらすぐに捨て、新しい水を入れて研ぎます。これを数回繰り返します。米を研ぐ時に力を入れすぎて砕かないように注意します。研いだらザルにあげ、4~5分置いて水を切ります。水を切ったらボウルに入れ、水300mlを入れて30分置きます。
2.にんにくと生姜は細かいみじん切り、もしくはすりおろします。長ねぎは縦方向、十字に切れ目を入れ、5ミリ幅に切ります。にんにく、生姜の半量、長ねぎをAと混ぜてタレを作ります。
3.鶏もも肉は全体を包丁で刺して筋切りし、塩と黒こしょうを振りかけます。2のにんにく、生姜の残り、Bをボウルに入れて混ぜ、鶏もも肉を入れて10分馴染ませます。
4.フライパン(直径26cm)の中央に鶏もも肉の皮を下にして入れます。空いた部分に1の米を水ごと入れます。米が鶏肉の上にのらないように避けて入れます。
5.蓋をして弱めの中火にかけます。完全に沸騰したらとろ火に落とし、15分加熱します。その後、蓋をしたまま、火を消して10分蒸らし、蒸らしが終わったら強火にかけ、フライパンの底から"チリチリ"と音がしてきたら消します。
6.鶏もも肉を取り出します。フライパンのご飯をしゃもじで返して混ぜ、皿に盛り付けます。
鶏もも肉を切って盛り付け、スライスしたトマトときゅうりも盛り付けます。パクチーを添え、お好みで2のタレをかけて、いただきましょう!
フライパンで作るシンガポールチキンライスの完成です。薄味なのですが、鶏のうま味が入ったご飯はパラリとしておいしいです。鶏もも肉はご飯と一緒に炊いたせいか、とても柔らかく仕上がります。そのままでもおいしく、タレをかけると刺激が加わって、味の変化が楽しい!
エスニックな香り漂うシンガポールチキンライスでママを喜ばせちゃいましょう。
著者プロフィール
筋肉料理人
1963年6月生まれ。佐賀県在住。自営業のかたわら、居酒屋で料理人としても働く。2009年からは佐賀県三養基郡みやき町保有の元民間保養施設で食文化コーディネーターとしても活躍。趣味は料理、バイク、アウトドア、筋トレ、熱帯魚。 子供は中学生と小学生の2人。日々料理を楽しみ、筋トレ、プチダイエットも継続中。 超人気レシピブログ「魚料理と簡単レシピ」も執筆。