これ1本で陶器や布製品、家電など、家の中の色々なものがきれいになると話題の酸素系漂白剤「オキシクリーン」。

「オキシ漬け」のラスボス的存在といえば洗濯機ではないでしょうか。マグカップや食洗機、コーヒーピッチャーなどを経て、今回筆者はついに洗濯機の「オキシ漬け」にトライ。洗濯槽をオキシクリーンで洗ってみると、閲覧注意レベルの光景が広がっていました。

オキシクリーンで洗濯槽を大そうじ!

オキシクリーンがあれば洗濯槽クリーナーがなくても洗濯槽の大掃除が可能。ただし、食器の漬けおきや食洗機の洗浄などと比べて、洗濯槽の「オキシ漬け」は少々手間がかかります。今回筆者は、次のようなステップで洗濯槽を洗ってみました。

【1】高水位まで洗濯槽にお湯を入れる

  • 40~60℃のお湯を高水位まで入れる

オキシクリーンが最も効果を発揮するのは40~60℃のお湯に溶かしたとき。そこで、洗濯槽に高水位までお湯を入れます。

このようにサラッと書くとどうということのない作業に思えますが、お湯で洗浄する機能のない洗濯機の場合、バケツやホースなどで洗濯槽にお湯を入れる必要があります。

  • バケツでお湯をくんで洗濯槽に移す作業はけっこう大変

筆者は洗面所の蛇口からバケツにお湯をくみ、手動で洗濯槽にお湯をためることに。洗面所の蛇口から出るお湯は40℃強なので、何度か電気ケトルで高温のお湯を沸かして足しました。

洗濯槽にお湯を入れる際は、排水されてしまわないよう注意が必要です。筆者の自宅にある洗濯機の場合、単にお湯を入れると即座に排水されてしまうので、「洗い」コースをスタートして、洗濯槽に水がたまる状態になってから一時停止して、お湯を入れるという方法を取りました。

【2】オキシクリーンを投入

「オキシ漬け」の基本の分量は、お湯4Lに対してオキシクリーンキャップ1杯分。68Lのお湯を使う場合は、キャップ17杯分です。大型の洗濯機の場合、これだけでオキシクリーンが足りなくなる可能性があるため、洗濯槽の「オキシ漬け」をする際は、大容量のオキシクリーンを用意しておくといいでしょう。

  • オキシクリーンを入れると気泡が発生

オキシクリーンを入れたら、さっそくプクプクと気泡が出てきました。今回もオキシクリーンの効果に期待です!

【3】5分ほど洗濯機を回した後、6時間漬けおきする

オキシクリーンを入れて5分ほど洗濯機を回したら、早くも大量の海藻のような汚れが浮き上がってきました。こんな洗濯機で洗濯していたのかと思うとゾッとします……。

  • あっという間に大量の汚れが浮かび上がる

ゾッとしながら、6時間漬けおきしました(金属素材での漬けおきは変色する可能性があるためご注意ください)。

【4】汚れをすくって洗濯コースを行う

漬けおきが終わったら、浴槽のゴミ取りネットなどで浮き上がってきた汚れをすくい、通常の洗濯コースを行います。洗濯槽の洗浄コースがある場合には、そちらを使用します。

  • 浮かび上がってきた汚れをすくう作業を何度か繰り返す

再び洗濯機を回しはじめると、またすぐに黒い汚れが浮き上がってきたので、何度か「洗濯機を止めて汚れをすくってからまた再開する」を繰り返しました。

  • オキシクリーンで漬けおきした後、目立った汚れを取り終わった状態

何度もがんばってすくい、海藻のような黒い汚れの大部分を取り切りました。黒い汚れにばかり目がいっていましたが、水もやや黒っぽくにごっている気がします。

少し手間はかかるぶん、達成感が半端ない

洗濯コースを開始してから約1時間後、洗濯機の洗浄が終了しました。

  • 最後に洗濯槽内部に張り付いた汚れをきれいにして完了

途中で何度も汚れをすくったものの、取りきれなかった汚れが洗濯槽の底に張り付いているので、最後に残った汚れをきれいにして完了です。陶器の漬けおきなどと比べると手間はかかりますが、そのぶん終わったときは達成感がありました!

1度やって流れを覚えてしまえば、次回以降はもっとスムーズにできそう。気持ちよく衣類やタオルを洗えるように、2カ月に1度はオキシクリーンでの洗濯槽洗浄を継続していきたいです。

なお、ドラム式洗濯機の場合はステップが異なるため、オキシクリーン公式サイトを参考にしながら、ご自宅の洗濯機に合った方法で洗浄を行ってください。