過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「忘れられない初担当編集さん(14)」です。

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先日にも書きましたが、ちょうど私も今このような状況にあります。

自分で注意しているのは、「感情的なストレスに飲み込まれないようにすること」です。

理不尽な目に遭ったときには、どうしても相手への怨嗟、自分への後悔などで、意識がいっぱいになってしまいます。それは人間である以上は、仕方がないことだとは思います。

しかし、あまりそこで思い詰めると、メンタルへのダメージになってしまいます。 メンタルへのダメージは積み重なると、うつ病などになることもあり、注意が必要です。

事態への対処のためにやるべきことを決めたら、あとはそれを確実に実行しながら、ストレスはうまく解消して、自分へのダメージとして影響が出ないよう、管理するのが大切だと思います。

逆に言えば、そのように管理できるレベルのストレスであるうちに、この段階に進むのが大切だと思います。

前回まで描いてきた(1)~(3)の対応をとるのが遅れてしまうと、積み重なったストレスや、外部から受けたダメージが強すぎて、ストレス解消や気持ちを切り替えるのが難しくなってしまいます。

ですので、自分の状況に違和感を覚えたときは、なるべく早くに(1)~(3)の対応をとるように意識するのが大切だと思います。

(つづく)