過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「時間外労働」です。
高校生の頃、先生というのは、学校にいる間は、常に生徒を優先してくれるものだと信じていましたね。今思えば、そのように先生が振舞ってくれていたのでしょう。
先生方の「働く人間としての権利」に考えが至ることはあまりありませんでした。
しかし、この感覚のまま社会に出ると、モンスターカスタマーになってしまったり、逆に自分が待遇度外視で過労状態になってしまうなど、良くないこともあると思います。
高校生くらいからは、「お客様」の立場だけでなく「働く側」の立場も考えるような訓練が必要かもしれないと思いました。
アルバイトを禁止している学校も多いですが、一部の中学で実施しているトライやるウィークのように、社会勉強として行うのは良いように思います。