過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「タイプと相性を考える」です。

  • 漫画連載「会社につぶされないために」のワンシーン
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「会社につぶされやすい」タイプは……

なんとなくつらいときに「自分がどういうタイプで、一緒に働く人はどうなのか」を少し冷静に考えてみると、つらい原因がわかるかもしれません。

言うまでもなく、「会社につぶされやすい」のは(3)と(4)、特に(4)の我慢タイプです。(4)の人が限界まで我慢した結果、(3)のジェラシータイプになり、めちゃくちゃストレスかかるというのもよくあるパターンと思います。

また、会社で上の方にいる人ほど、(1)のジャイアンと(2)のマイペースの確率が上がると思います。そういう人の方が出世しやすいのではないでしょうか。だから上司が(1)や(2)になることも多く、(3)(4)の人は注意が必要です。

「ブラック会社を辞めない方が悪い」とか言っちゃうのも、(1)や(2)。前回も書きましたが、自分があまり我慢しないから、我慢しちゃう人のことは理解できません。一方、他人への影響はともかく、自分自身はストレスをためにくいのも(1)と(2)です。そういう意味ではお手本にすべきところもあるかもしれません。

自分のタイプを変えるのはなかなか難しいとは思いますが、(3)や(4)の人((1)はちょっとオススメしがたいですが)は、(2)の考え方を少し導入すると、生きやすくなるかもしれません。

(2)のタイプの人は自分だけを基準にせず、(3)や(4)のタイプの人もいるのだと考えると、人をむやみに潰さなくてすむでしょう。(1)の人は……まあ、絶対にこの連載読んでないよね。

もし、(1)の人が職場にいて困るようなら、極力距離を置くしかないです。(1)が社長や上司で、どうしても距離をとれないなら、部署異動や最悪転職も考えた方がいいでしょう。