過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回は、汐街さんから新年のご挨拶と本連載の書籍化のお知らせです。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年はこの連載を読んでくださってありがとうございました。
漫画中にさりげなく宣伝をさせていただきましたが、おかげさまで昨年12/22にこちらの連載内容をまとめた本を出版することができました。
『仕事がしんどくてヤバいと思ったら』(中央公論新社)というタイトルです。
描きおろしやSNSのみで発表した作品も加えておりますので、よろしければお手にとってください。
昨年はコロナによって、さまざまなことが良くない方向へ変わってしまいました。
仕事についても、働き方を変えざるを得なかった方、負荷が重くなった方、仕事を失ってしまった方、いろいろな方がいらっしゃると思います。
安易に大丈夫と言えるような状況ではありませんが、まずは心身の健康を優先していただきたいと思います。特に心については、見えない分ダメージがわかりづらく、一度損なうと回復まで時間がかかることも多いので、「今ダメージを受けているな」「つらいな」と自覚していくことが大事だと思います。
電話等で人と話したり、公的な相談窓口やネット上で相談したりするだけでも、ダメージが和らぐことがあります。1人で抱え込まないようにしていただきたいと思います。