過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「当時は気づかなかったけれど(4)」です。

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この「女性差別と男性差別が一体になっている」というのは、よく見るケースだと思います。 男性の勝手な都合で、女性に仕事の能力以外を求めておきながら、「仕事の能力がなくても優遇されているから、差別を甘んじて受けろ」というのは理不尽な話です。

一方、職場に性別だけを理由にした優遇があるなら、合理的な理由がない限りは、優遇されなかった人にとってもそれは差別です。

こういったものは、根本からなくしてゆくべきもので、「どっちが優遇されているから、どっちが得(損)だ」と男女間で争うようなものではないと思っています。

まず理不尽な優遇はやめましょうというシンプルな話だと思います。