過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「当時は気づかなかったけれど(2)」です。

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私が新卒入社当時は、今よりセクハラなどに対する意識は全体的に低かったのではと思います。

女性社員を「女の子」と呼び、お茶出しや掃除などの雑用をさせる会社も珍しくありませんでした。

何か合理的な理由の元に、そういった仕事が職務に入っているなら別ですが、そうでない場合に「女性社員だから」というだけの理由でやらせているなら、差別にあたると思います。

もちろん男性社員でも同様のことがあれば、差別にあたると思います。

逆に性別だけを理由に、他に合理的な理由なく、ある業務をやらせないというようなケース(漫画内の「男の声だと感じが悪いから」などもそうですが)も差別にあたると思います。

当時は私も深く考えずに、「上司がそう言うなら仕方ない」「そういうものなんだな」と受け止めていましたが、先輩が教えてくれたように、理不尽なことは理不尽だと、ちゃんと自覚するのも大事だと思います。