過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「在宅で救える命」です。
「在宅でも問題ない」という認識をもっと一般的に
このニュースを見たときは驚きました。この不景気の中でそんなに顕著に数字に出るほど、通勤通学の影響が大きいのかと思いました。ニュース内で提唱されていた説が本当だとしたら、通勤通学が原因で自殺されている方も相当に多いということになります。
どうしても必要なことならば簡単になくすわけにいきませんが、この自粛期間に、在宅でも成果を出せる仕事があることや、きちんと学習できるケースもあることがわかってきています。
もちろん課題はまだまだ山積みで、どうしても在宅が難しいケースも多いと思います。それでも、今までのように「通勤通学は全員に絶対に必要なこと」という価値観が崩れ、「場合によっては在宅でも問題ない」という認識が一般的になれば、救われる命も増えるのではないでしょうか。
自粛期間は大変なことも多いですが、ぜひこの機にそういった変革も起きてほしいと思います。