過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「広がる過労の輪」です。
過労死は決してひと事ではない
以前拡散された過労死寸止め漫画は、過労状態に陥ったことがない人に「こんなこともあるから、気をつけてね」という注意喚起のつもりで描きました。
ところが、いただいた反応のほとんどが「自分にも経験がある・経験中」といったものでした。
うっかり電車に飛び込みかけた経験も、「過労業界」では「あるある」なことで、まったく珍しい話ではありませんでした。
また、驚いたのは、非常に多岐にわたる業界・就業形態の方から反応があったことです。どんな業界の、どんなお仕事の、どんな働き方をする人にも、過労リスクはあるのです。
「過労やうつなんてひと事」という方もいるかもしれませんが、意外と身近なことであり、自分が大丈夫でも周囲の人が陥る可能性もありますので、ちょっと注意してみてほしいなと思います。