過労自殺しかけた経験を描いた書籍「『死ぬくらいなら会社辞めれば』ができない理由」の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「合わない人への対処法2」です。
悩んでいるポイントを絞って対策を立てる
前回からの続きになります。前回、自分に起きている問題を書き出して、仕分けるということをしました。今回は、それにどう対処していくかというお話です。
ただ、ここで書いているのは、具体的な良い対策ではなく(すみません)、あくまで、自分の中でどう考えて、整理してゆくかという方法になります。
ここでも前回同様に重要なのは、文章に書き出すという行為だと思います。漠然と悩むのではなく、問題を書き出して整理することにより、自分がどの問題で悩んでいるのか、少しでもポイントを明らかにしてゆきます。
ポイントが絞れてくれば、対策も立てやすくなります。逆に、どうがんばっても対策がとれないという結論になることもあるかもしれませんが、それはそれで、次は異動や転職といった段階を視野に入れることが可能になってきます。そうやって自分の中で整理できるだけでも、だいぶストレスの軽減になると思います。
ちなみに漫画の4コマ目で、内部告発や警察・弁護士への相談とありますが、個人的には、本人の心身を第一に考えるならば、会社と闘う方向だけではなく、転職という道も選択肢に入れてほしいと考えてます。この話はまた別に書く予定です。