過労自殺しかけた経験を描いた書籍『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』の著者である汐街コナさんが、会社から身を守るための処世術などを紹介する漫画連載「会社につぶされないために」。今回のテーマは「自己肯定感(11)」です。

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選択に迷うときは、自分にある選択肢の結果を想定してみるのも良いと思います。

この漫画のケースなどのように、「想定してみたら、そんな悪いことはおそらく起きない」ことも多いかと思います。親しい人との関係なら、「相手の人となりや、自分との関係性を、もっと信用してみる」という考え方も必要だと思います。

また、「自分が我慢しないと、ほぼ間違いなく悪いことが起きる」(相手の機嫌を大きく損ねる・何かしら不利益が出る)場合もあるかと思います。

「お互いに、我慢することもある」のは、人間関係では当たり前ですが、「常に自分だけが我慢しなければならない」となると、「自分はその人と関係を続ける必要があるのか?」という視点を持つのも、必要になることがあると思います。

もちろん、そうは言っても人との関係は簡単に断てるものではありませんが、「相手が自分を選ぶように、自分にも相手を選ぶ権利がある」という考え方を持つのは重要だと思います。

それが「自分軸」で物事を考えるということにもつながると思います。

続きます。