いま人気のお取り寄せ
お取り寄せグルメが人気である。産地直送の味を楽しんだり、まだそれほど注目を集めていない"自分だけの味"を取り寄せたりとその楽しみ方は様々。この企画では、酒とそれに合う料理を提案。1+1が3にも4にもなる"組み合わせの妙"を楽しんでいただければと思う。初回は、この時期にピッタリな冷やの日本酒と酒肴である。
日本酒は京都・伏見(ふしみ)の酒をセレクト。伏見はかつて「伏水」と書かれていたほど、古くから水の豊かな土地とされてきた。そういった背景もあって、酒どころとして注目を集めている地域だ。そんな伏見の酒の中でもとっておきとされる純米大吟醸2種に合わせるのは、非常に珍しい甘えびの卵や白えび、甘えびの塩辛。3種ともできる限り塩の使用量を抑えており、えび本来のとろけるような甘みが感じられる。ここからは、各商品を詳しく紹介していこう。
冷やにぴったりな伏見の酒
「伏見銘酒共同組合 純米大吟醸セット」5,500円(送料込)
「慶長 純米大吟醸 伏見の酒」720ml
「純米大吟醸 松の翆(みどり)」720ml
京都ブランドのショッピングサイト「京の逸品 老舗モール」から取り寄せたのは、京都の老舗酒蔵が丹精込めて醸した純米大吟醸を2本セット。どちらも料理と合わせやすいやや辛口であっさりとした味わい。夏にピッタリな冷やはもちろんオススメだが、常温やぬる燗など温度によって印象が変わるので、それぞれの味や香りの違いを楽しみながら、肴とともに飲み比べてみてはいかがだろうか。
「慶長 純米大吟醸 伏見の酒」は、延享元年(1744年)伏見今町において酒づくりを始めた平和酒造による1本。全国新酒鑑評会への出品用に仕込んでおり、本数限定のため京都以外では販売されていない。フルーティーな香りにきれいで繊細な味わい、そしてすっきりした喉越しを冷やどうぞ。合わせる料理は今回紹介する塩辛以外には、豆腐やタイの刺身など、あっさりとしたものが向く。精米歩合35%で、兵庫県産特等山田錦を使用。日本酒度は+5。
「純米大吟醸 松の翆(みどり)」は創業延宝五年(1677年)の老舗酒蔵・山本本家による酒。表千家家元而妙斎千宗左宗匠から銘をいただいた、宗匠お好みの純米大吟醸酒である。京料理(懐石料理)をいただく時の清酒として造られただけあって、日本料理と相性のよいほのかな吟醸香とあっさりした味が特徴。冷やはもちろん、ぬる燗でも美味しく飲める厚みもあわせ持っている。伏見の名水「白菊水」で仕込んでおり、精米歩合は50%、使用米は八反錦。日本酒度は+5。
北陸の味を詰め込んだえびの塩辛
「うしお造りと甘えび卵の塩辛詰合せ」4,935円(送料別)
「甘えび卵の塩辛」40g
「甘えびうしお造り」50g
「白えびうしお造り」50g
こちらは石川・金沢の逸品を集めたサイト「金沢屋」の商品。甘えびの卵や甘えび、白えびといった3種の塩辛の詰め合わせだが、やはり真っ先に「甘えび卵の塩辛」に目が行く。日本海でとれた新鮮な甘えびから取り出した青緑色の卵は、ふんわりと磯の香りを漂わせる。口に入れると、プチプチとした食感がなんとも楽しい。魚卵特有のコクも感じられ、まるでキャビアのよう。塩気が強くない上品な味わいなので、先に紹介した純米大吟醸とも合うのだ。
「甘えびうしお造り」に使う甘えびは金沢港で、「白えびうしお造り」の白えびは富山湾で水揚げされたものを使用。3種の塩辛に使う塩は、現在奥能登でのみ行なわれているという昔ながらの揚げ浜式製塩法でつくられた揚げ浜塩。さらには加賀の純米酒も使い、北陸の"こだわり"が感じられる商品となっている。
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この連載で紹介するウェブサイトは、ベリサインのサーバ証明書を導入している 安心サイトです。
京都で創業した老舗を集めた京都ブランドのショッピングサイト。和菓子や漬物、料亭の味を再現した料理などの食料品から清水焼などの工芸品までを揃える。
送料: 出店店舗により異なる。
支払い方法: 出店店舗により異なる。
石川・金沢の逸品を集めたサイト。旅館女将らから構成される"目利き委員会"が選んだ商品のみを扱う。
送料: 1つのお届け先につき630円。冷蔵・冷凍便は840円。北海道や東北、四国・九州、沖縄は別途料金加算。
支払い方法: 郵便振替・クレジットカード決済・代金引換等。