ゴールドカードといえば、空港ラウンジを思い浮かべる人も多いと思うが、東京駅のラウンジも利用できるゴールドカードがあることをご存知だろうか?

昨年12月21日、東京駅の八重洲中央口(改札外)に「ビューゴールドラウンジ」がオープンした。「ビューゴールドプラスカード」の会員であれば、当日東京駅発の「新幹線グリーン券・特急グリーン券」もしくは「ラウンジ利用券」を持っていれば、このラウンジを無料で利用することができるのだ(当日東京駅発の「グランクラス」を利用する場合は、「ビューゴールドプラスカード」がなくても利用可)。なお、同伴者は1名につき3240円で利用できる。

「ビューゴールドプラスカード」

ラウンジ内ではソフトドリンクとお菓子が提供されるほか、新聞・雑誌や無線LAN、クローク、喫煙ルームが用意され、コンセントを備えたテーブルもある。ドリンクサービスはよくあるセルフ式ではなく、スタッフがオーダーを取りに来て、座席まで運んでくれる方式。東京駅の丸の内ドーム天井のデザインを模した組子細工や、レールの断面をモチーフにしたテーブルなど、内装や調度品にもこだわられており、上質感のある空間となっている。

営業時間は8時から18時で年中無休。当日乗車予定の新幹線・特急列車の出発予定時刻の90分前から利用できる(「ラウンジ利用券」を使用する場合は入室から90分まで利用可)。ラウンジから改札までは徒歩30秒足らずで、構内で迷う心配もないので、出発までのひとときをゆっくりとくつろげるだろう。

「ビューゴールドプラスカード」自体の年会費は1万800円。家族カードは1枚目は無料で、2枚目以降は年会費3240円。もちろん、家族カードでも「ビューゴールドラウンジ」を利用でき、国内28空港およびハワイ・ホノルル国際空港のラウンジも利用できる。

このほかにも、Suicaへのチャージなど「VIEWプラス」対象商品はポイント3倍(1.5%相当還元)、WEB明細に登録するとカード利用のあった月に20ポイント(50円相当)、モバイルSuicaの年会費1030円が当面無料といったビューカード共通の特典も受けられる。

さらに、「ビューゴールドプラスカード」だけの特典として、年間利用額が70万円以上になるとボーナスポイントが発生。年間200万円利用時ではボーナスが4200ポイント(1万500円相当)になり、通常の利用で得られるポイントと合計すると8200ポイント(2万500円相当)が貯まる計算で、還元率は1.025%。Suicaチャージなど「VIEWプラス」対象商品を利用していれば、さらに還元率はアップすることになる。貯まったポイントはSuicaへのチャージや各種商品券、グリーン車利用券、鉄道グッズなどに交換できるが、今後は交換アイテムに「ラウンジ利用券」も加わる予定だ。また、新規入会時および年間100万円以上利用時には、グリーン車利用券やギフトセットなどの中から、好きなコースを選べるプレゼントもある。

現在、「ビューゴールドラウンジ」のオープンを記念して、「ビューゴールドプラスカード」に新規入会し、利用条件を満たすと、最大で7000円相当のポイントやラウンジ利用券がもらえるキャンペーンも実施中(4月末日までに申し込み、5月末日までにカードが発行された人が対象)。新幹線や特急列車の利用が多い人は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか?

公式サイトは以下の通り。

ビューゴールドプラスカード

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識

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<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。2015年3月発売の『最強クレジットカードガイド2015~本当にトクするカードの選び方・使い方~=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。