新生活の季節となり、家族が新たにクレジットカードを作ろうとしている家庭も多いのではないだろうか。今回は対象カードを持つ家族を登録すると、セブン−イレブン・ファミリーマート・ローソン・マクドナルドを利用した際に、ポイント還元率が最大で5%アップする三井住友カードの「家族ポイント」について紹介する。

家族の人数×1%のポイントを上乗せ

「家族ポイント」は2021年12月に始まった三井住友カードの新サービス。前述のコンビニ3社およびマクドナルドでの利用額に対して、サービスに登録した家族の人数×1%のポイントが、通常付与されるポイントとは別に、利用した会員に加算される。

登録できる家族(従会員)は、代表者(主会員)の二親等以内の続柄で、後述する対象カードの本会員(家族カード会員は対象外)であることが条件。そのため祖父母や孫、兄弟姉妹、その配偶者まで対象になる。生計の同一性は問われないため、別居している家族でも登録できる。

  • 「家族ポイント」の対象範囲

家族は最大9人まで登録可能で、上乗せ分のポイントは5%が上限。たとえば家族を6人登録した場合は、主会員を含む7人がコンビニ3社およびマクドナルドを+5%還元で利用できることになる。「家族ポイント」は1枚のカードにつき1カ月(毎月1日から末日)あたり5万ポイントが付与上限だが、+5%でも月100万円利用相当になるので、よほどのことがなければ上限に達することはないだろう。なお、商業施設内の店舗やガソリンスタンド併設店舗など、一部の店舗は対象外になる場合がある。

「家族ポイント」の対象カードは以下の通り。

・三井住友カード プラチナ/三井住友カード プラチナ PA-TYPE
・三井住友カード プラチナプリファード
・三井住友カード ゴールド/三井住友カード ゴールド PA-TYPE
・三井住友カード ゴールド(NL)
・三井住友カード プライムゴールド
・三井住友カード(NL)
・三井住友カード(CL)
・三井住友カード
・三井住友カード(学生)
・三井住友カード デビュープラス
・三井住友カード デビュープラス(学生)
・三井住友カード Tile
・三井住友カード RevoStyle


<三井住友銀行で申込できるカード>
・三井住友カードゴールド(SMBC)
・三井住友カードプライムゴールド(SMBC)
・三井住友カード(SMBC)

<新規募集が終了しているカード>
・三井住友カード エグゼクティブ
・三井住友カード A
・三井住友カード アミティエ
・エブリプラス
・三井住友ヤングゴールドカード
・三井住友銀行キャッシュカード一体型カード

家族の登録は三井住友カードの会員向けインターネットサービス「Vpass」から手続きできる。主会員が家族の続柄とメールアドレスを入力して送信すると、家族には翌日以降に招待メールが届き、家族が「Vpass」にログインして承諾すると、承諾翌日から特典が適用される。そのため主会員・従会員ともに「Vpass」のサービス登録をしている必要がある。なお、従会員として登録されている間は、主会員になることはできない。

カードによっては合計10%還元も可能

「家族ポイント」は通常分のポイントとは別に貯まるため、どのカードを利用するかによって合計還元率は異なる。対象カードのなかでも、特に高い還元率を得られるのが「三井住友カード(NL)」だ。

  • 「三井住友カード(NL)」は2色のデザインから選択可能

年会費は無料で、通常は毎月の利用合計額に対して0.5%のポイント還元だが、前述のコンビニ3社とマクドナルドではポイント還元率が2%アップする。さらにコンビニ3社とマクドナルドで、「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払った場合は、別途2.5%のポイントも加算され、合計で5%還元になる。そのため「家族ポイント」と合わせて最大10%還元で利用できる。

「Visaのタッチ決済」はVisaブランドのカードを発行した場合に利用でき、Apple Payに設定すればiPhone等で、Google Payに設定すればAndroid端末等でも利用可能。「Mastercardコンタクトレス」はMastercardブランドのカードを発行した場合に利用でき、Apple Payに設定すればiPhone等でも利用可能だ。

「三井住友カード(NL)」は券面にカード情報が記載されないナンバーレスカード。カード番号などはVpassアプリで確認する。カード自体が発行されない「三井住友カード(CL)」もあり、こちらもApple PayやGoogle Payに設定すれば、コンビニ3社およびマクドナルドで最大5%、「家族ポイント」と合わせて最大10%のポイント還元を受けられる。

また、上位カードの「三井住友カード ゴールド(NL)」も発行されており、同様のポイントアップに加えて、年間100万円以上利用した年は1万ポイントのボーナスがプレゼントされる。年会費は通常5,500円だが、一度でも年間100万円以上利用すると、次年度以降の年会費が永年無料になる。なお、年間利用額は初年度の場合はカード加入日から11カ月後末日まで、2年目以降はカード加入月の1日から11カ月後末日までの期間で計算され、一部電子マネーへのチャージや国民年金保険料など集計対象外の取引がある。

  • 「三井住友カード ゴールド(NL)」も2色のデザインから選択可能

利用額が大きい人であれば「三井住友カード プラチナプリファード」も検討してほしい。年会費は3万3,000円で、通常は毎月の利用合計額に対して1%のポイント還元になるが、プリファードストアと呼ばれる特約店で利用すると還元率が最大で9%アップ。セブン−イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでは、タッチ決済でなくても4%アップの5%還元になり、「家族ポイント」と合わせれば最大10%のポイント還元を受けられる。

  • 「三井住友カード プラチナプリファード」はVisaブランドのみ発行されている

さらに、年間利用額100万円ごとに1万ポイントのボーナスがあり、最大で4万ポイントまで獲得可能。年間400万円以上利用すれば、年会費以上のポイント還元を受けられることになり、コンシェルジュなどの付帯サービスも利用できる。また、新規入会時には入会月の3カ月後の末日までに40万円以上利用すると、4万ポイントがプレゼントされる特典もある。

「三井住友カード ゴールド(NL)」と「三井住友カード プラチナプリファード」は、どちらも2022年4月30日までに申し込みをすると、初年度年会費が無料になるキャンペーンも行われている。この機会に家族でクレジットカードの見直しをしてみてはいかがだろうか。

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