2019年6月3日、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」会員の商売繁昌を祈念するイベントが、東京・神田明神で開催された。
イベントでは会員の会社名が神田明神に奉納され、祈祷が行われたほか、経営コンサルタント・作家の神田昌典氏による講演、さらに懇親会もあり、参加した経営者や個人事業主による交流の場となった。本稿では、当日の様子をレポートする。
祈祷に加えて、講演、懇親会、食事や土産も
イベントには、対象期間中に応募した約70名の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」会員が参加した。
参加者は受付後、御社殿に移動。約15分間の祈祷では、当選した会員の会社名(一部の個人事業主は個人名)が読み上げられた。
参加者を見渡した限りでは年齢層も幅広く、女性の姿も散見された。カード発行元でイベントを主催したクレディセゾンによると、IT関連会社やECサイトの運営会社をはじめ、多様な業種の経営者・個人事業主から応募があったそうだ。
祈祷後は隣接する明神会館へ移動。神田昌典氏による講演が、約1時間にわたって行われた。この日のテーマは「宗教×マーケティング」。宗教の歴史をマーケティング的な観点で解説し、令和時代のビジネスは多様性が大切になることなどが軽妙な口調で語られた。
なお、座席にはお土産も用意されており、神田氏の著書をはじめとする書籍類や神酒、将門煎餅、そして社名が記された商売繁昌祈願の木札などが配られた。
講演後は食事やドリンクが用意され、乾杯して懇親会の時間に。明神会館は結婚式に使われることもあり、かなり立派な料理が並んでいたことも印象的だった。約2時間に及んだ懇親会では、至るところで名刺交換が行われるなど、積極的に交流する会員の姿が目立ち、最後まで盛況のうちに幕を閉じた。
条件を満たせば年会費1万円で持てるプラチナカード
「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は、ビジネスに役立つ様々な特典が利用できる。24時間365日対応のコンシェルジュサービスが使えるほか、世界500都市1,200カ所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスも無料で発行可能。弁護士紹介サービスや会計ソフトの優待なども用意されている。
カード年会費は2万円[税別]。年200万円以上ショッピング利用すると、次年度年会費は半額となる。追加カードは1枚につき年会費3,000円[税別]で、4枚まで発行できる。
昨今は法人口座で決済できるビジネスカードの需要が増しており、各社とも会員獲得に力を入れているが、こうしたイベントが行われることは非常に珍しい。クレディセゾンでは今後も個人事業主や経営者を支援する企画を検討中とのこと。
単純な優待や付帯サービスだけでなく、こうしたイベントへの参加機会も、カード選びの比較要素として考えてみてはいかがだろうか。
(※クレジットカードの用語などは以下を参照)
『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』
■ 筆者プロフィール: タナカヒロシ(ライター・編集者)
普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。