大阪での出張中に、「やばい、スマホの充電が切れそう!」とカフェに走り込んだ経験があるビジネスマンも多いのでは? でも入ったはいいが、コンセントはすでに他の誰かが使用中、やっとコンセントにありつけても、スマホを充電している間にノートパソコンを開けば充電が減る…。しかし、そんなストレスをあっさりと解消してくれるのが本町にある「コンセントカフェ」だ。
ビジネスマンの不便さをあらゆる角度で解消
2019年4月にオープンした「コンセントカフェ」は、広告代理店の営業マンだったオーナーの村井順一さんが、自ら営業マン時代に感じた不便さを解決してみました、と言わんばかりに、ビジネスマンの痒いところに手が届くアイデアがたくさん。
店名通りカウンターにコンセント、テーブルの横にもコンセント、イスの後ろにもコンセントと、約50席の店内になんと100個以上のコンセント(差込口)を常備。料金は時間制で、2時間税込550円。コーヒーや紅茶などのソフトドリンクが飲み放題なうえ、ネットカフェのように仕切られた空間ではないので、2人、3人で入って打ち合わせもできるため、「コワーキングスペース」としても活用できる。
そして場所は、大阪メトロ本町駅からすぐ、という好立地。本町といえば言わずとしれた大阪屈指のビジネス街で、御堂筋線に四ツ橋線、中央線が連結していて、梅田にも難波にもらくらくアクセルできるため、出張中の拠点としても利用できるのがポイントだ。
日替わりシェフが作る絶品ランチが食べられる
ここまでなら、「ま、それくらいやったら探せばあるよ」と思うかもしれないが、そうは問屋がおろしません。店内にオープンキッチンもあり、おいしいランチの店としても人気で、日替わりシェフが登場し、スパイスカレーあり、唐揚定食ありと、その日のシェフが腕を振るうスペシャルなランチが食べられるのだ。
ちなみに、取材当日は「モハマヤバート」さんで、東インドの本場のカレーが登場。この美しい盛り付けを見るだけでもただならぬ腕の持ち主であることがわかるが、食べてびっくり。インド人もびっくりするくらい、一つ一つが丁寧に作られたカレーや惣菜のおいしさに驚かされる。
さらに、のんびりできるカフェスペースは、アーティストの作品を展示するギャラリーも併用。店内奥の広いスペースは、ライブやセミナーなどのイベントスペースとしても利用できる。さらにさらに、店内のイスやランプなどにはすべて値札がつけられていて、家具屋さんのアンテナショップとしての役割も兼ねている。二毛作、三毛作とすることで人が集まり、"人繋ぎの達人"と呼ばれる村井さんが、集まった人同士をつないでいく。
もしかしたら出張途中で何気に入ったことでつながりができ、ビジネスに広がる可能性も少なくない。大阪に来たら、仕事で疲れたご自身の充電も兼ねて「コンセントカフェ」に立ち寄ってはいかがだろうか。
●Information
「コンセントカフェ」
大阪府大阪市中央区久太郎町4-2-14 2F
10~23時
日祝休