ときおりネットを賑わせる「おじさんビジネス用語」を抽出し、20代~40代のビジネスパーソンを対象にアンケートを実施しました。言葉の意味や、巷での使われ方の実態をご紹介します!

「いってこい」は、20代の30.1%、30代の22.4%、40代の12.6%が「知らない・使ったことがない」と回答しました。

ただもしや別の意味で解釈しているのでは……という一抹の疑念も。

「いってこい」の意味は?

ビジネスシーンで使われる「いってこい」は、簡単にいうと「プラスマイナスゼロ」という意味です。もともと金融の世界の用語で、

同じ日のうちに相場が同じ幅だけ上がって下がり(またはその反対)、結局、前日の引け値と同水準に落ち着くこと。1日の相場の動きで使う場合が多いですが、一定期間で相場がこういう状態になったときに使うこともあります。「往って来い」と記す場合もあります。
(大和証券「金融・証券用語解説集」より)

転じてビジネスシーンでは、主にお金に絡む内容で、「利益と支出がほとんど同じ」「出費した金額と同じ収入が帰ってくる」「トントン」という意味合いで使われます。

「いってこい」の使われ方

●いってこいでいいの?(40代/技能工・運輸・設備関連)
●いってこいですね(30代/農業協同組合)

なかには「小さいときに喧嘩で親に、負けたままではダメだ、いってこいと言われてた(30代/農林・水産)」というコメントもありましたが、こちらは本来の「もう一度行ってきなさい」という意味だと思われます。

※2022年9月にマイナビニュース会員を対象にWEBアンケート。有効回答数294件(20代:93名、30代:98名、40代:103名)

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