こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。
新年度が始まりますね。小さなお子さまをお持ちのお父さまお母さまは、春からお弁当作りデビューをされる方もいらっしゃることと思います。
お子さまが園に持っていく小さなお弁当。初めてパパママから離れて一生懸命に頑張っている子どものことを思うと、力が入ってしまうのではないでしょうか。
可愛く美味しそうに見えて、彩りよく品数も増やして……色々詰め込みたくなってしまうけど小さなお弁当だからこそ入れる配分が難しい。そして頑張りすぎて時間がかかると、余裕のない朝が、よりバタバタで……。それが毎度続くと思うと頑張りたいけど嫌になってしまいますよね。
朝のお弁当作りが少しでも楽になりますように。5回に分けて簡単なアイデアやアレンジをご紹介します。初回の今日は、お弁当講師として、また3児の母としてお弁当作りをしてきた筆者がお弁当作りに必要なもの、あると便利なものをご紹介します。お弁当箱やアイテムを購入する時の参考にしていただけたらと思います。
■お弁当作りに必要な道具の準備
子どもサイズの使いやすいお弁当箱を用意しましょう
お弁当箱の容量は、カロリーと言われています。体格差や環境の違い、よく食べる子もいれば小食な子もいるので○歳だからこのサイズと一概には言えませんが、慣れない園生活で残してしまうことを考えると年少さんは280ml~360mlと小さめのお弁当箱から始めてみると良いかもしれません。
多すぎて食べられないよりも、少な目でも残さずに食べられる量を持っていくほうが子どもにとって負担が少ないように感じます。足りないなという時は小さめのデザートケース等で量を調節しましょう。
年長さんになると450ml~500mlくらいのお弁当箱でも完食する子もいます。成長と共に食事量も変わってきますので、お弁当箱のサイズを変更したり、小さなお弁当箱を追加することで量を調節してみてください。
おすすめのお弁当箱の種類
まだ手の力が弱いお子さまには、開け閉めしやすい、かぶせるだけのアルミ製のものがおすすめです。
慣れてきたら、カチッとロックするプラスチック製のものも汁もれしにくいのでおすすめです。
園生活が始まっていきなりだと、お弁当を食べられない子もいるようです。昼食時にとまどわないよう時間のある時に、お弁当箱の開け閉めの練習やご飯をお弁当箱に詰めて食べる練習をすると良いかもしれません。
仕切り、おかずカップで彩りを
園に入ったばかりの頃のお弁当は、お子さまの好きなものを入れて残さず食べられるほうが食事時間を楽しめると思います。苦手食材のチャレンジは園生活に慣れてきてからにしましょう。
ただ、好きなものばかりだと、色味がさみしくなってしまうことも……。そんな時は、仕切りやおかずカップで色味を足しましょう。
小さなお弁当箱に入れる場合は、小さめのおかずカップのほうが扱いやすいです。紙製、アルミ製、シリコン製や色、柄など様々なものがあります。味が混ざらないように仕切れるので便利アイテムです。他にもバランや、ピックなどでも色味を補うことができます。
お弁当のアクセントとして活躍してくれるピックですが、園によっては使用禁止のところもあるようです。確認してから使用しましょう。
保冷材、抗菌シート、保冷バックの活用を
作ってから数時間経って食べるお弁当は傷みが心配ですよね。ご飯やおかずを温かいまま詰めると傷みの原因になります。しっかり冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
気温が高くなるこれからは、抗菌シートや保冷材などのアイテムを使うのもおすすめです。
また、お弁当入れを保冷バックにするなど、しっかりと対策をしておきましょう。
型や海苔パンチの活用も
お弁当作りに慣れてきたら、型や海苔パンチを活用して可愛いお弁当作りにチャレンジしても良いかもしれませんお弁当用には、小さめの型が使いやすいです。
『お弁当』は日本の食文化のひとつです。ですが、朝のお弁当作りを負担に感じる親御さんも多くおられるように思います。手作りや完璧を求めず、お子さまのお気に入りのグッズや便利アイテムを活用して乗り切りましょう。
次回は、お弁当の定番『おにぎり』のアレンジを紹介します。