こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

プロフィールの「よく見る動画」に「ゲーム実況プレイ動画」と書いておきながら、これまで本連載で実況プレイ動画をご紹介してこなかったのには理由があります。

「実況プレイ動画」には、ダラダラしゃべりながらゲームを楽しむ様子をそのまま流す「雑談プレイ」や、キャラクターになりきって台詞をすべて自分の声であてて演技する「フルボイス実況」など色々なタイプの動画があるのですが、いずれもうp主(動画投稿者)のトークが主役であり、そうなると人柄やしゃべり方などが自分の好みに合うかどうかで動画の評価が変わってしまうため、僕が「これいいよ!」とお勧めしたところでそれが皆さんのお口に合うかどうかはわからないわけです(ちなみに僕はフルボイスよりは雑談系で、ローテンションな実況プレイ動画が好きです)。

……ということで、今回は「実況プレイ動画」の中でも(たぶん)誰でも楽しめるような、変わり種の動画をご紹介していきましょう。


まずは有名なのでご存じの方も多いと思いますが、某アニメの人気キャラクターになりきって「Call of Duty 4」をプレイするというネタ動画。この物まねがまた微妙に似ているような似ていないような……という絶妙なところを突くシュールさで、見ているうちにじわじわと笑いがこみ上げてきます。

もともとは単発動画だったのですが、あまりにも人気が出たためか続編も投稿され、これも相変わらずシュール。


……どんどん似なくなってきている気がするのですが、それはそれで面白いのでOK! 結局Part2以降、うp主が飽きてしまったのか、同じネタは投稿されていないのですが、ぜひまた違う動画で復活してほしいと切に願います。

さあ、さらにシュールな世界へと皆さんをご案内していきますよ!


某国民的アニメのキャラクターになりきってロックマンを遊ぶという単発実況プレイ動画。どう考えてもオッサンが声を作っているだけというのが端々から伝わってきてついニヤニヤしてしまいます。しかもこれまたところどころ似ているのがなんかちょっと悔しい……!

ところで確証はないのですが、このうp主、どうやら先ほどのジオン軍少佐と同一人物らしいという話も……。本当だとしたら衝撃です。

ちなみに似たような動画で、こういうのもあります。


これもたぶん同じ人なので、もちろんまじめにゲームをする気はまったくなく、実況プレイというよりもうp主のトークがメインのラジオと呼ぶべき内容なので、ロマサガ2に興味がある人は大人しくスーパーポテトとかに行った方がいいのではないかと思います。

なりきりプレイといえばこういうのもあります。というかこっちが正統派かな。


ニンテンドー64の名作「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の主人公になりきって台詞をあてながらプレイするという「なりきり実況動画」。適度な編集が入ってテンポ良く進むのでストレスなく見ることができます。このうp主のトークは、これはもう一種の「芸」と呼んでもいいレベルだと思いました。

さて、少し趣向を変えて、今度は海外から届いた実況プレイ動画をご紹介。


ホラーゲームの中でもトップクラスの恐怖度を誇る名作「零」シリーズを、アメリカ人4人組が実況プレイする動画。元ネタはYouTubeなのですべて英語ですが、うp主による意訳字幕が付けられているのでとても見やすい。

「零」はバイオハザードシリーズとはまた違い、じわじわと迫ってくる恐怖が売りのいわゆる"ジャパニーズホラー"なわけですが、こういった海外の反応を見ていると、「リング」や「呪怨」の世界的なヒットもうなずけるというものです。

そしてホラーゲームといえば忘れてはいけないのがこちらの実況。


ニコニコ動画ができる以前からYouTubeで人気のあったバイオハザードのプレイ動画で、実況というジャンルを一躍メジャーにしたという意味では、"元祖実況プレイ動画"と呼んでも差し支えないのではないでしょうか(実況というジャンル自体はもっと以前からありますが)。

プレイヤーがびびりまくるシーンだけをダイジェストで編集してあるため、ゲームの内容やストーリーなどはまったくわかりませんが、バイオハザードというゲームの魅力、そしてプレイヤーの人柄などは十分に伝わってきます。

先ほどの外国人の零実況もそうでしたが、ゲームってこうやって誰かが遊んでいるのを見ているだけでも面白いものなんですよね。なんだか中学生の頃、友達の家に集まってみんなでわいわいゲームをやっていたことを思い出しました。大人になってからはもうそんな風にゲームでコミュニケーションすることも少なくなりましたが、今はその代わりに実況プレイ動画という新たな遊び方が生まれたわけで、時代と共にこうやってゲームの楽しみ方も少しずつ変わっていくのかなという思いを強くした次第であります。

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。