野菜やお肉が安い時に沢山買って、冷凍しておこう! 節約には欠かせない「冷凍保存」ですが、「解凍したら味が変わってしまった」「解凍が面倒で冷凍庫で化石状態」そんなことはありませんか?
長年冷凍食品を研究してきたニチレイフーズによる、冷凍をフル活用する神テク集『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』(KADOKAWA刊)より、一部を紹介します。
全5回の最終回は、「ジャム」の冷凍保存のコツや解凍の方法をご紹介します。
小分け冷凍ならトースト1枚分だけ解凍できる
瓶のまま冷凍NG! 必ず移し替えてから
ジャムは未開封だと長持ちするものの、一度開封するとあまり日持ちしない。すぐに食べ切れないなら冷凍保存を。ただし、瓶のまま冷凍すると中身が膨張し、割れる恐れが。必ず冷凍用保存袋や冷凍用保存容器に移し替えて。糖度が高いジャムは冷凍庫から取り出すとすぐに解凍されるため、少量ずつ小分けして冷凍するとおいしさをキープできる。
1回で食べ切りやすい量を小分けして
1:ラップでぴったり包む
ジャムは1回で食べ切りやすい量に小分けし、ぴったりとラップで包む。
全量を冷凍用保存袋に入れると、食べる分ずつ取り出す際に、残りのジャムの解凍がすぐに始まってしまう。一度解凍したジャムの再冷凍はNGなので、必ず1回で食べ切れる量に分けておくこと。
2:密封して急速冷凍
冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、金属製のバットにのせて冷凍する。
小分けにしたジャムは、他の食材のニオイが移りやすいため、空気に触れないように密封して冷凍して。
一度にたくさん使うなら保存容器に
冷凍用保存容器にジャムを1回で食べ切りやすい量ずつ入れ、ふたをして冷凍。冷凍庫から取り出してすぐに使える。解凍したジャムは、なるべく早く使い切ること。
保存容器から少量だけスプーンですくって再冷凍するのはNG。冷凍庫から出し入れすると、凍ったジャムが解凍され、風味が損なわれる。
解凍:ジャム
カチカチには固まらないので、冷凍庫から取り出してすぐに使える。
そのままトーストやバゲットに塗ったり、ヨーグルトに入れたりしてもよい。
『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』(KADOKAWA刊)
今日から使える! 冷凍保存の便利帳
長年冷凍食品を研究してきたニチレイフーズ直伝、冷凍をフル活用する神テク集です。
- 焼き魚は温かいうちに冷凍したほうがいい
- 実はレタスはホイルに包んで冷凍できる!
- トマトはザク切り冷凍が使いやすい
- なすはレンチンして丸ごと冷凍できる!
便利調理テクや解凍・冷蔵保存の知恵、バズったコンテンツや冷凍豆知識やレシピが盛りだくさん。
もくじ
1章 野菜・果物の冷凍保存
2章 肉の冷凍保存
3章 魚の冷凍保存
4章 乳製品・卵・大豆製品・練り物の冷凍保存
5章 主食類の冷凍保存
6章 惣菜・デザートの冷凍保存
⇒Amazon『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』
監修:株式会社ニチレイフーズ
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2023年6月2日
判型:B5変形判・160ページ
ISBN:9784046825742