シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」が、2004年6月に、第1号機を発売してから、今年は20周年の節目を迎えている。それを記念した取り組みのひとつとして、2024年10月5日~10月13日まで、東京・大手町のTOKYO TORCH 常盤橋タワー3階のMY Shokudo Hall & Kitchenにおいて、「HEALSIO CAFÉ」をオープンした。

  • シャープ「ヘルシオ」が20周年記念の調理イベント、健康・おいしさへの関心高く

    期間限定で開催されたHEALSIO CAFÉ

ヘルシオシリーズで調理した料理のおいしさを体感できる場として、期間限定でオープン。イベントを知ったヘルシオユーザーが訪れたり、突如現れた「HEALSIO CAFÉ」に興味を持ったビジネスマンがランチタイムに訪れるといったシーンが見られ、ヘルシオ独自の過熱水蒸気技術による健康調理にも関心が集まっていた。

  • ヘルシオシリーズの最新機器とHEALSIO CAFÉグッズも用意

HEALSIO CAFÉは、ヘルシオシリーズの発売20周年を記念したイベントとして実施したもので、ウォーターオーブン「ヘルシオ」や、水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」のほか、12月5日から発売するウォーターオーブントースター「ヘルシオ トースター」を先行で使用。これらで調理したカフェメニューを食べることができた。

  • 発売前のヘルシオトースターも稼働。過熱水蒸気の量をコントローしてふわふわ度を調整できる

  • クロワッサンを試食で提供。リベイクしたパンでも、パリパリ、ふわふわの出来たてのような食感が楽しめた

用意したHEALSIO CAFÉのオリジナルメニューは、「鶏むね肉のピカタ&ごろごろ野菜のヘルシオプレート」と、「チキンとトマトの無水カレー&彩り野菜のマリネのホットクックプレート」の2つ。いずれも事前予約で提供した。

  • HEALSIO CAFÉで用意されたオリジナルメニュー。価格は各1500円

  • AとBの2つのメニューを用意。札を持ってカウンターに並ぶ

  • 調理の様子もみることができる

  • 稼働しているヘルシオ。水のチカラで食材の持つ旨みや甘みを引き出し、健康効果も期待できる

メニュー監修は、フードスタイリングの國塩亜矢子氏。レシピは、11月にCOCORO KITCHINレシピサービスで公開し、ヘルシオユーザーは家で作ることができる。

さらに、当日注文で食べられるメニューとして、「パンの盛り合わせ&じゃがいものポタージュ」を用意。また、食品メーカーとのコラボレーションによる試食メニューも用意し、マルハニチロの「極旨!ももから揚げ」を使ったから揚げ、味の素の「Cook Do」で調理した青椒肉絲、エバラ食品工業の「すき焼きのたれ」で調理した鶏手羽と大根の煮物も実食することができた。いすれもヘルシオシリーズを使って調理したものだ。

  • 食品メーカー3社とのコラボレーションによる試食メニューを用意

  • 試食のから揚げが登場。しっかりと味が染みたから揚げだった

  • 青椒肉絲も試食。自分で調理するよりもおいしく感じた

  • 鶏手羽と大根の煮物。「すき焼きのたれ」で調理しており、デガルにおいしい煮物が作れる

HEALSIO CAFÉでは、ヘルシオを8台、ホットクックを8台利用。さらに2台のヘルシオ トースターを利用した。もともと業務用として開発されたものではないため、熱い状態のままで連続稼働させると、思い通りの仕上がりにならないことが想定されたため、交代させながら稼働させていたという。

  • こちらはホットクック。何台ものホットクックが稼働していた

  • ホットクックで調理したカレーが登場

  • 「鶏むね肉のピカタ&ごろごろ野菜のヘルシオプレート」。セットにはじゃがいものポタージュがついている。ヘルシーなランチを楽しめる

  • 「チキンとトマトの無水カレー」。こちらには焼き野菜のマリネがついていた。とり肉はジューシーで、ホロホロと崩れる仕上がり。野菜のおいしさがストレートに伝わってきた

シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部国内キッチン事業部調理企画開発部の中島優子課長は、「会場となったMY Shokudo Hall & Kitchenは、JR東京駅や地下鉄大手町駅からも近く、お客様に来てもらいやすく、景色がきれいな場所。最高の立地で、HEALSIO CAFÉを開催することができた。また、電源が豊富に確保できる施設である点もよかった。コロナ禍では、実食できるイベントが開催できず、おいしさを伝える場を作れなかったが、今回の、HEALSIO CAFÉを通じて、おいしい料理が手軽に調理できるというヘルシオの良さを知っていただくことができた。ぜひ、ヘルシオを生活のなかに取り入れてもらいたい」と語った。

  • シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部国内キッチン事業部調理企画開発部の中島優子課長

また、カフェの営業が終了した午後6時以降には、毎日イベントを開催。ホットクック部のファンミーティングを開催したほか、ヘルシオシリーズを日ごろから利用している経済評論家の勝間和代氏や、南インド料理専門店「エリックサウス」の総料理長である稲田俊輔氏などをゲストに迎え、ヘルシオシリーズの使いやすさやオリジナルメニューなどについて紹介するとともに、参加者はヘルシオシリーズで調理したメニューも楽しむことができた。一部のイベントはオンラインでも配信した。

シャープでは、2024年6月にヘルシオの発売20周年を迎えたあと、8月にはヘルシオホットクックの新製品を発売し、10月には新たな製品としてヘルシオ トースターを発表。これらの最新製品を利用した形で今回の「HEALSIO CAFÉ」を開催することになった。

「2024年の年初から、20周年を記念したイベント開催を検討するなかで、説明するよりも、食べてもらうのが一番だと考え、おいしさが伝わるカフェの形で開催することを決めた。ヘルシオとホットクックで作ることができる自慢のメニューを食べてもらうことができた」と自信をみせる。

ヘルシオのコンセプトである「おいしい」、「健康」、「簡単・便利」を生かしたカフェメニューや試食を通して、おいしさを体感してもらうだけでなく、担当者による調理実演の様子もみることができた。

  • 発売前のヘルシオ トースターの特徴を紹介

  • ヘルシオやホットクックの特徴をパネルで説明

「ヘルシオやホットクックにちょっと興味を持っている人、知らない人たちはもちろん、ヘルシオを利用しているが、使い方のヒントを知りたい、聞きたいことがあるという方々にも気軽に来てもらうことができた。短い期間だったが、ランチタイムに何度も訪れてくれるビジネスマンの姿もあった。また、昼間は大手町や八重洲で働く子育て世代の女性が、一度、ヘルシオを見てみたいと思って訪れたという声も聞いた。様々な人に、ヘルシオのおいしさを体感してもらえる機会になったという手応えがあった」とする。

  • シャープ調理家電の歴史も紹介。電子レンジで「チン」という音はシャープから生まれた

シャープの中島課長は、今後もヘルシオで調理した料理を実食してもらえる機会を設けたいと意欲をみせる。

ちなみに、2025年は、ホットクックの発売から10周年を迎えるという。来年はそちらのイベント開催にも期待したい。