決まった住所を持たず、日本中を旅しながら生活しているカメラマンの南谷有美(なんや・ゆみ)さん。訪れた地域では人々とどのように交流し、どんな仕事をしてきたのか。それぞれの地域の魅力についても綴っていただきます。
今回は、長崎にある2つのコリビングハウスを紹介したいと思います。30回目で紹介したHafHの直営店である「HafH Nagasaki SAI」と「HafH Nagasaki Garden」です。
おしゃれな外観が印象的な「HafH Nagasaki SAI」
路面電車の「めがね橋」停留所から徒歩3分のところにあるHafH Nagasaki SAI。おしゃれな外観が目印です。
建物は3階建てとなっています。各階をご紹介します。
1階は、「カフェとレセプション」です。おしゃれな雰囲気のカフェで、みなさんそれぞれの時間を過ごされていました。
2階は、「ワークスペースと客室」です。このワークスペース、宿泊者の場合は24時間使うことが可能。会議などに使える個室や、フリードリンクサービスも完備しています。
ワークスペースには大きなテントもあったりして、おしゃれなうえ、遊び心も満載。快適に仕事をすることができそうです。
3階は、「客室とラウンジ」です。ゆったりと過ごせる空間になっていました。共用のキッチンもあり、中には料理をして食べている方も。交流の場としても、使われていました。
交通アクセスや周辺の環境も良いので、長期でも住みやすいところだと感じました。
自然の中で暮らす「HafH Nagasaki Garden」
「長崎中学校前」のバス停から徒歩1分のところにある「HafH Nagasaki Garden」。西山の中腹くらいに位置し、長崎の街並みが一望することができます。
建物は2階建てとなっています。各階をご紹介します。
1階は、「ワークスペース、ラウンジ、共用キッチン」です。ワークスペースは、何と畳! 開放感のあるゆったりとした雰囲気の中で、仕事をすることができました。
2階は「客室」です。Gardenはドミトリーはなく、全て個室となっています。各部屋には鍵もついており、自分だけの時間も過ごすことができます。
Gardenは長期で滞在している方も多く、とてもアットホームでした。親戚の家に遊びにきたような、何とも言えない安心感がありました。
共用キッチンで一緒に調理して食事をしたり、中庭で花火をしたりして楽しみました。コロナ禍で観光地にはあまり行けなかったので、私にとって素敵な夏の思い出になりました。
南谷有美(なんや・ゆみ)
カメラマン/ライター
2018年4月に認可外保育園の園長を退いてから、各地を巡る旅人に。リモートで仕事をしながら、好きな場所で好きなことをして生活しています。