皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も皆様にお役に立てるマナーをお伝えしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。

  • 結婚式に関するマナー

今年初めてのマナーは結婚式のお呼ばれについてお話ししたいと思います。おめでたいお席のご招待はこれから春にかけて多くなってくるかと思います。その場にふさわしいマナーで会場に華を添えましょう。

招待状が来たら

まず結婚式の招待状が来たら早めに返信をしましょう。送り主は多くの招待状を出し人数の調整をしている場合が多いものです。また、式の為に他にも多くの準備をしている中で返信が来ない人には再度連絡を取らなければなりません。一度口頭で出欠を伝えている場合も期限の間に返信をしましょう。また、当日家族連れで行く場合は家族全員の名前と人数、お子様がいる場合は年齢なども参考に書いておくといいでしょう。食事のアレルギーがある場合も記載して相手に知らせておきましょう。

服装はポイントを押さえましょう

結婚式の服装については様々な解釈があり、また式のスタイル、会場の雰囲気や主役との関係でもだいぶ変わってくるかと思います。

ここでお伝えしたいのは最低限のマナーは守るということです。大切で簡単なのは、白い服装や写真撮影などで白く写るものの着用は避ける、殺生を意味する毛皮や動物柄も控えておいた方が良いでしょう。靴はしっかりと磨いておく、大きな荷物は預けて手持ちの荷物は小さめにしましょう。男性のネクタイは最近では白に限らなくなってきましたが明るい色を選びましょう。女性のストッキングも同様に黒や暗い色は避けましょう。

当日はお早めに

当日は時間に余裕を持って出かけましょう。交通状況や初めての場所で迷ってしまう場合もあるからです。お子様連れの場合は先に授乳室やおむつ交換台の場所を確認しておくととっさの時に焦らずに済みます。

会場によっては写真撮影が出来ない場所やシーンがある場合もあります。スタッフの方の注意は守り、分からない場合は尋ねましょう。

ご祝儀についての注意点

ご祝儀袋などの用意は余裕を持って前日までに用意しておくのが良いでしょう。たまに会場の隅で用意している方を見かけますが慌ただしくあまりスマートとは言えません。ご祝儀袋は結び切りの水引が付いたものにしましょう。

これは「一度結んだらほどけない」という意味があるからです。同じご祝儀袋でも蝶結びのものは「何度でも結びなおせる」という意味がありますので、結婚式で使うのはマナー違反になりますので注意です。中に入れるお金は新札を用意し、中袋には金額や住所氏名をしっかり記入しましょう。表面の記名は、毛筆か筆ペンで書きます。さらに上包みの裏側、折り上げ方は上向きに折り返されている方を前に重ねて水引を通しましょう。そしてご祝儀袋は出来ればふくさにしまっておきしわや折り目が付かないように持っていきましょう。

受付の方には「本日はおめでとうございます」と言ってお祝いを渡します。受付の方が親族でなくてもお祝いの言葉を伝えて大丈夫です。自分の名前を伝えるか芳名帳に書くなどして受付を済ませましょう。

楽しみつつ厳粛に

受付や親族控室で新郎新婦のご両親にご挨拶をしましょう。簡単な自己紹介やお祝いの言葉を述べれば大丈夫です。タイミングがなければ披露宴の歓談の時間でも良いでしょう。式の間は騒がず厳粛にしましょう。入場や退場の移動の時は親族やご年配の方を優先できるとスマートです。

披露宴は会場全員が楽しめる雰囲気を守りましょう。同じテーブルや席の近い方とは面識がなくても挨拶をして会話を楽しみましょう。披露宴では通常お酒が入りますが、会話やスピーチの中でも非常識な話題や無礼な行動はしてはいけません。新郎新婦やご親族にとって人生の大切な一日です。節度のある態度を心がけましょう。

お帰りの際も気をつけて

会場はその後も使われる場合があります。お開きになったら長居せず会場を後にしましょう。

いかがでしたでしょうか。結婚式は温かい祝福の雰囲気でとても幸せな気持ちになりますよね。ぜひお祝いの気持ちを示し素敵な時間をお過ごしください。マナーを守って祝福すれば招いてくださった新郎新婦やその親族もきっとあなたを招待して良かったと心から感じてくれることでしょう。次回も冠婚葬祭についてお話ししていく予定です。ぜひ参考になさってください。

■ 執筆者プロフィール:名越 華子(なごや はなこ)

大学卒業後、TBCグループ株式会社入社。入社2年目より秘書として勤務。日々の秘書業務を活かし敬語やマナー等本の監修や講演をし、若手の育成などにも力を注ぐ。

その後マーケティングPR戦略部広報室に所属。TBCが掲げるTotal Beauty Communicationsの略であるTBCの窓口として美容や健康の情報を発信。秘書検定1級、青汁マイスターの資格を持つ。

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