敬語などを使った丁寧な話し方

この時期は、クリスマスや年末年始にかけての忘年会や新年会等各種イベントが目白押しで忙しく過ごしている方も多いかと思います。パーティー会場やかしこまったレストランなどで「こんな時はどうしたらいいのかな」と不安に思う時もあるかと思います。そこで今回は改まった場所やパーティーで主催者に配慮しながら楽しい時間を過ごせるようなマナーについてお伝えできたらと思います。

はじめに

寒い時期はコートなど荷物が多くなります。大きな荷物と一緒にクロークへ預けましょう。手袋やマフラー、ストールなどは忘れ物や落し物が多いアイテムです。管理やアナウンスで運営側に迷惑をかけてしまうこともあります。預けるにしても持っているにしてもありかをはっきりしておきましょう。

企業が多く集まる席の場合は名刺交換が頻繁に行われます。名刺を切らしてしまわないようにいつもより多めに持って出かけましょう。

乾杯での注意点

シャンパンやワイン等で乾杯する場合には、グラスを上に掲げる乾杯にしましょう。グラスを盛大に合わせてしまうと繊細なものは割れてしまいます。乾杯をする相手の方とアイコンタクトした上で気を付けながらグラスを少し上にかざせば大丈夫です。

ビュッフェ形式では……

好きなものを好きなだけ取れるビュッフェ形式の食事の場合もあることでしょう。ビュッフェではお皿に盛りすぎず食事を少なめに載せると上品です。ひとつの種類のものを自分だけで沢山取ってしまうのはマナー違反です。皆が食べられるよう節度をわきまえましょう。また、ビュッフェの前で食べていると後に食事を取りたい人の邪魔になってしまう可能性がありますので付近のテーブルなどへ移動して食べましょう。お皿は食事の度に替えて大丈夫です、係りの方に渡すかテーブルの隅に置いておけば下げてくれます。

飲み物も同様、バーコーナーから取るかオーダーしましょう。お酒の濃さや量なども言えば調節してもらえる場合が多いので好みを明確に伝えてみましょう。ただ、ホテルなどの会場ではメニューにないものは主催者側に別料金で請求されてしまう場合があります。基本的にはメニューにあるものをオーダーし、どうしても他の飲み物が必要な場合は係りの方に可否などを聞いて相談してから頼んでみて下さい。

ビュッフェなど立食の場合は、女性は高すぎるヒールだと辛く感じてしまうことが予想されます。足が痛くなると立ち方や歩き方がスマートでなくなってしまったり最終的には座れる場所を探しずっと座っていたりすることにもなりかねません。ヒールの高さに気を付けて履きなれた靴で行くのをお勧めします。

贈り物には配慮を

主催者の人は来てくれた方への挨拶や全体の運営など、パーティーの間も忙しい場合が多くあります。挨拶と少しの会話にとどめ、あまり長い時間引き留めることは避けましょう。また、会場がパーティーを運営する方の会社やご自宅でない場合は、当日の贈り物やプレゼントもできるだけ避けた方が良いでしょう。パーティー会場で置き場に困ったり持ち帰るのに荷物になったりしまうことも予想されます。後日郵送するか、事前に主催者に相談するなどしておくと良いでしょう。反対に誰かのご自宅でのパーティーなどは飲み物や食事を一品くらいずつ持ち寄りの場合もあります。主催者が好きそうなものを選び、なるべくほかの招待客と重ならないようなものを持っていきましょう。

着席の食事では近くの席の方と楽しい会話を

着席の食事の場合は同じテーブルや隣になった方と楽しい会話を心がけましょう。大きなパーティーでは隣の方が初対面の場合もあることでしょう。自分から自己紹介をしてパーソナリティーを知ってもらえば相手も安心して自己紹介してくれるでしょう。会話の内容はあまり立ち入ったことや込み入った話をするのではなく全体が明るくなるような話題にしてみるなど工夫しましょう。

フルコース等の場合はなるべく周囲の人と食事のペースを合わせましょう。そうすることで給仕もスムーズになりテーブル全体で温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいまま同じお料理を適温で食べられます。お料理美味しさや素材の話題は積極的に取り入れると場もさらに和むことでしょう。

いかがでしたでしょうか。寒い日が続きますので体調管理に気を付け、年末年始のイベントを楽しんでくださいね。