マイナビは3日、「2016年卒 マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表しました。調査期間は2014年12月15日~2015年1月13日、対象は2016年卒業予定の「マイナビ2016」会員3,555名です。この連載では、調査結果を元に2016年卒大学生の仕事観やライフスタイルを紹介します。

スマートフォンの保有率は5年前の5.7倍に

2016年卒の就活生の「スマートフォン保有率」は94.9%で、前年同様ほとんどの学生が保有しているという結果に。2012年の保有率は16.4%に過ぎませんでしたが、5年で5.7倍増と大幅に伸びています。

「スマートフォン保有率」

ほとんどの学生が所有しているスマートフォン。就職活動ではどのように使われるのでしょうか。「スマートフォンが就職活動で役に立ちそうな場面」を聞いたところ、「企業セミナーの予約」が80.9%でトップに。「マイナビ2016」などの就活サイトをスマートフォンで見たいと考えている学生が多いようです。

続いては説明会や面接会場に行く上での手助けとなる「地図の閲覧」(73.0%)、就活サイトの個人ページや自分のメールアドレスに届いた「企業からのメッセージ確認」(67.7%)に使いたいという声が上位にランクインしました。少数派では、「企業県有や業界研究」(42.4%)、「エントリー」(39.0%)などの回答も。「就職活動には役立たない」という回答は0.6%でした。

「スマートフォンが就職活動で役に立ちそうな場面」

アプリ未使用者は約4%

「就職活動に利用しているアプリ」では、前年同様「電車乗り換えアプリ」(77.1%)、「地図アプリ」(74.9%)の利用率が高いという結果が明らかになりました。また、前年度と比べて利用率の伸びが目立ったアプリは「ニュース集約系アプリ」(23.8%、前年度比4.9ポイント増)。アプリを利用して効率良くニュースを読んでいるという学生が増えているようです。一方、「アプリは利用していない」という回答は4%でした。

「就職活動に利用しているアプリ」

学生にとってのSNSとは?

続いて「よく利用するソーシャルメディア・SNS」を尋ねたところ、「LINE」が89.7%でトップとなり、「Twitter」(67.5%)、「Facebook」(55.5%)、「instagram」(16.1%)が続きます。調査結果を前年度と比較すると、「Facebook」は昨年から3.5ポイント減という結果となりました。

「オープンなソーシャルメディア・SNSに対する感覚」では、「友人との連絡手段」が53.4%で1位。2位は「情報を得ることの出来るニュース媒体」(44.3%)、3位は「他人の生活が覗ける穴」(22.3%)という結果になりました。一方、「下手に触ると火傷する罠」(15.0%)、「日頃の憂さを晴らす場所」(5.3%)と考える学生も見られました。

「オープンなソーシャルメディア・SNSに対する感覚」